水分補給

株式会社 ニコ・ワークス

水分補給

2013/10/16 水分補給

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赤ちゃんは、大人にくらべて体の水分量が体重の約70%と多く、排出される尿の水分量も体重のわりに多いので、つねに十分な水分補給が必要になります。 尿・便・汗・呼吸などによって体の外に出る水分量に対して、食事や飲み物として体内に入る水分量が見合っていないと、容易に脱水症になってしまうのです。
夏の暑い日などは、汗の量も増え、体の外に出る水分量が多くなるので、赤ちゃんにはこまめに水分補給をしてあげてください。

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お風呂あがりや、食事、起床、外出、帰宅時などに、授乳や、麦茶、水 を大人と同じタイミングであげましょう。ママが水分をとるときに赤ちゃんにも一緒にあげるとよいですね。果汁飲料は糖分を含んでいるため、与えすぎると食 事が進まない、肥満・虫歯などの悪影響があるので、気をつけて。

暑い日の外出時など、汗をたくさんかいているときは、白湯、水、麦茶、ほうじ茶などをほしがるだけ与えてください。赤い顔をして呼吸が早いときは、体温が上がっていないかを確認し、 涼しい場所に移して首筋などを冷やしてあげましょう。また、汗をこまめに拭いたり、 着替えを頻繁にするといいです。

下痢をすると脱水症になりやすくなります。湯冷ましや乳児用イオン飲料などを常温でたっぷり与えてください。離乳食は一時休んでもいいでしょう。嘔吐のときは、30分くらい様子を見て、乳児用イオン飲料、湯冷まし、麦茶などを少量ずつゆっくりと。繰り返し吐いて 水分が摂取できない場合は、すぐに受診し てください。

日常生活で一番チェックしやすいのは、おしっこ。おしっこが出ないときは脱水症の初期症状なので、授乳やお茶で十分に水分補給をしてください。 笑わない、不機嫌というのもひとつの目安になります。 赤ちゃんは体温調節が未熟なので、日頃から温度・湿度の管理や、衣服の着せすぎ、布団のかけすぎなどにも注意しましょう。夏の外出は、午前中や夕方の日差しが弱い時間帯に。

イラスト:大迫緑


今回お話をお聞きしたのは

矢島床子先生

母と子のサロン矢島助産院 院長兼助産師

23年間にとりあげた赤ちゃんの数は4000人以上。心と身体で感じる健康的なお産のサポートをおこなっています。

 

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