運動機能の発達に合わせたお世話の仕方
発達に伴い行動範囲も広がるので、お世話の仕方も変わります。
また、発育・発達には個人差があるので、人と比べず、その子のペースで成長しているかを見ていきましょう。
・首は細く頭を支えられず不安定。両手を軽く握って肘を曲げ、脚は膝を曲げ外側に開いた姿勢。手のひらに指や物を当てるとぎゅっと握る。
・目はぼんやりと見える程度。耳はよく聞こえていて、ママやパパの声を聞き分けることができる。
寝ているまわりには物を置かないように。
・首の動きが発達して顔を左右に動かしたり、音がする方向に顔を向けたりできるようになる。うつぶせにすると、少し頭を持ち上げるような姿も。
・足の力が強くなる。腕をしきりにバタバタと動かすことも。
・ママやパパの顔をじっと見つめたり、はっきりした色のおもちゃなどを動かすと目で追うようになる。
とてもよく動くので、ベビーベットの柵は必ず上げておいて。
また、赤ちゃんの顔や口を覆ってしまうこともあるので、寝ているまわりにはタオルやおもちゃを置かないように。
・首がしっかりして、たて抱きにしたときにガクッとしなくなる。4ヶ月頃にはほとんどの赤ちゃんは首がすわってくる。
・たて抱きにすると首を左右に振り、周りをきょろきょろ見回すように。
・胴の筋肉もしっかりしてきて、仰向けで寝ていると横向きになろうとしたり、寝返りしそうになることも。
腹ばいにすると、腕で体を支えて頭を持ち上げるように。
いつ寝返りができるようになるかわからないので、気をつけて。
手に触れ握れるものは口に持って行くので、不要なものは置かないように。
・ほとんどの赤ちゃんは首がすわり、安定してくるようになる。
・背中や腰を支えればお座りができるようになったり、寝返りもうてるようになる。
お座りができても頭が重くバランスを崩しやすいので、転倒や転落には十分注意。近くにあるものを取ろうと動いて移動し、つかめるようになるので、危険なものは近くに置かないで。
・物をしっかり握れるようになり、哺乳瓶も自分で握って飲めるように。
・お座りが安定し、8ヶ月頃には寝ている状態から起き上がって座るまでができる。
・ハイハイのような動きをし始め、9ヶ月頃には上手にできるようになる。
本格的に「自力で移動する」時期に。日に日に行動範囲が広がる。
小さいものを握り誤飲したり、テーブルの上の物にも手が届いたりして思わぬ事故に繋がる恐れも。
・手先がさらに器用になり、「握る」から「親指と人差し指でつまめる」ようになる。
・10ヶ月頃にはつかまり立ちやつたい歩きも安定。早い子は一人立ちや一人歩きも。
・仰向け→寝返り→ハイハイ→お座り→つかまり立ちへと、自由に姿勢を変えられる。
・興味があるものに指をさす。ペンなどでお絵かきをする。大人の仕草を真似する。
「足台」になるようなものがあると、それを踏み台にして転倒してしまうことがあるので注意。
坂田清美先生
助産師。病院、助産院勤務、新生児訪問などを経て、現在は帝京平成大学で看護学生・助産師学生の指導・育成にあたっている。
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1歳までの運動の発達のめやす
発達に伴い行動範囲も広がるので、お世話の仕方も変わります。
また、発育・発達には個人差があるので、人と比べず、その子のペースで成長しているかを見ていきましょう。
新生児(生まれた直後~)
・首は細く頭を支えられず不安定。両手を軽く握って肘を曲げ、脚は膝を曲げ外側に開いた姿勢。手のひらに指や物を当てるとぎゅっと握る。
・目はぼんやりと見える程度。耳はよく聞こえていて、ママやパパの声を聞き分けることができる。
この時期に気をつけたいこと
寝ているまわりには物を置かないように。
1~2ヶ月頃
・首の動きが発達して顔を左右に動かしたり、音がする方向に顔を向けたりできるようになる。うつぶせにすると、少し頭を持ち上げるような姿も。
・足の力が強くなる。腕をしきりにバタバタと動かすことも。
・ママやパパの顔をじっと見つめたり、はっきりした色のおもちゃなどを動かすと目で追うようになる。
この時期に気をつけたいこと
とてもよく動くので、ベビーベットの柵は必ず上げておいて。
また、赤ちゃんの顔や口を覆ってしまうこともあるので、寝ているまわりにはタオルやおもちゃを置かないように。
3~4ヶ月頃
・首がしっかりして、たて抱きにしたときにガクッとしなくなる。4ヶ月頃にはほとんどの赤ちゃんは首がすわってくる。
・たて抱きにすると首を左右に振り、周りをきょろきょろ見回すように。
・胴の筋肉もしっかりしてきて、仰向けで寝ていると横向きになろうとしたり、寝返りしそうになることも。
腹ばいにすると、腕で体を支えて頭を持ち上げるように。
この時期に気をつけたいこと
いつ寝返りができるようになるかわからないので、気をつけて。
手に触れ握れるものは口に持って行くので、不要なものは置かないように。
5~6ヶ月頃
・ほとんどの赤ちゃんは首がすわり、安定してくるようになる。
・背中や腰を支えればお座りができるようになったり、寝返りもうてるようになる。
この時期に気をつけたいこと
お座りができても頭が重くバランスを崩しやすいので、転倒や転落には十分注意。近くにあるものを取ろうと動いて移動し、つかめるようになるので、危険なものは近くに置かないで。
7~9ヶ月頃
・物をしっかり握れるようになり、哺乳瓶も自分で握って飲めるように。
・お座りが安定し、8ヶ月頃には寝ている状態から起き上がって座るまでができる。
・ハイハイのような動きをし始め、9ヶ月頃には上手にできるようになる。
この時期に気をつけたいこと
本格的に「自力で移動する」時期に。日に日に行動範囲が広がる。
小さいものを握り誤飲したり、テーブルの上の物にも手が届いたりして思わぬ事故に繋がる恐れも。
10~12ヶ月頃
・手先がさらに器用になり、「握る」から「親指と人差し指でつまめる」ようになる。
・10ヶ月頃にはつかまり立ちやつたい歩きも安定。早い子は一人立ちや一人歩きも。
・仰向け→寝返り→ハイハイ→お座り→つかまり立ちへと、自由に姿勢を変えられる。
・興味があるものに指をさす。ペンなどでお絵かきをする。大人の仕草を真似する。
この時期に気をつけたいこと
「足台」になるようなものがあると、それを踏み台にして転倒してしまうことがあるので注意。
坂田清美先生
助産師。病院、助産院勤務、新生児訪問などを経て、現在は帝京平成大学で看護学生・助産師学生の指導・育成にあたっている。
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