海外から見た日本の子育て、ここが不思議!ここがうらやましい!【ベルギー編】
世界の子育てをのぞいてみれば、日々の子育てに思わぬヒントをもらえるかもしれません。
「所変われば品変わる」というように、日本では当たり前だと思っていたことが、海外から見ると驚かれたり、うらやましがられたり。
そんな日本と海外の子育ての違いについて、海外在住のママに取材しました!
ブリュッセル郊外、ブルーベルの群生する森 添付写真01
ベルギー在住歴のある、あいらさん(42歳)。夫のじゅんさん(42歳)、長女のあまねちゃん(9歳)、次女のはのんちゃん(6歳)の四人家族です。
「2013年の夏から3年半弱、主人の転勤でベルギーのブリュッセルに滞在しました。
子どもたちは、現地のフランス語の幼稚園と小学校に通いました。
ベルギーの公用語はフランス語、オランダ語、ドイツ語ですが、地域によっても異なり、首都ブリュッセルはフランス語とオランダ語が公用語とされています。
フランス語とオランダ語は全く似ていないので、ブリュッセルに住むベルギー人同士も母語が違えば意思疎通が十分とは言えません。
また、ブリュッセルはEUの本部があって国際的であるし、移民が多く多国籍の人びとが生活していて、外国人だらけ。
みんなが自分の使える言語を駆使して分かり合おうとするので、フランス語が話せない娘たちも、すぐに馴染むことができました。
家族の会話は、基本は日本語です。
娘たちはフランス語で幼稚園ごっこやテレビのマネをするので、2人の会話はフランス語になることも。
そして、勢いでみんなでフランス語で話すこともありますが、私からリタイアです(笑)」
「ベルギーでは、幼稚園も小学校もお昼ごはんは3択です。
『給食』『お弁当』『家に帰って食事する』の中から、子どもの様子や家庭の都合で決めることができます。
ただ、小学生であっても親が送り迎えをしなければならないので、我が家の場合、学校はマンションの目の前でしたがお弁当でした。
初めのうちは、日本風のお弁当を箸ケースとおしぼりと一緒にランチバッグに入れて持たせていましたが、よくお箸をなくしてきました。
聞くと、ランチバッグは食堂に持って行かずに、みんなお弁当箱だけだから持ちきれない、と。
すぐに、みんなと同じサンドウィッチとフルーツのみに切り替えました。
日本に戻った今も、次女は幼稚園にサンドウィッチを持って行きます。
長女が日本で幼稚園に通っていたときには、私もキャラ弁を作ったりしましたが、もう作れません(笑)。
いい感じに、力を抜くことを覚えたと思っています」
「ベルギーには春、夏、冬休み以外にも、2か月に一回1~2週間の休みがあって、1日預かりの課外活動(スタージュ)が盛んです。
季節に合わせて、乗馬や農場体験、プールにダンス、ロッククライミングなどの、普段学校や幼稚園ではできないアクティビティを楽しみます。
学習塾はないので、夏期講習などはありません。
子どもたちはスタージュで、一日中楽しいことだけをして過ごします。
日本では長期休みとなると、ドカッと宿題が出て子どもたちも休んだ気がしないので、休みは割り切って楽しむのも良いのではと思いました」
「日本では、フルタイムで働く親御さんは、子どもを保育園に預けることが多いですよね。
ベルギーでは、親が働いている・働いていないに関わらずみんなが幼稚園に通います。
預かり保育がしっかりしているので、働く親も安心です。
また、日本では小学校にあがると、学童保育など放課後の預かりはあっても、始業前は預かってもらえないことがほとんど。
低学年の子どもに朝の支度と家の施錠を任せるのは抵抗があって、なかなかフルタイムで働くことができません。
でも、ベルギーは小学校にも朝の預かりがあります。
1人で通学する日本と、親が送迎するベルギーとの違いかもしれませんが、システムが整っているのはありがたいです」
「ベルギー人は個人の時間を大切にします。
バカンスのために仕事をする。飲み会をするなら、木曜。金曜の午後は、ほぼ週末ムードで働かずに定時で上がる。
一部変わってきていますが、日曜日はお店も休み。お休みの日はみんなが休む! こんな感じのベルギー人。
良いか悪いかは別として、全般的にのんびりした風潮なので、日本企業に勤める主人も、週末は基本的に仕事を休むことができました。
陸続きのヨーロッパの中で、小さなベルギーは、車で2時間も走らせれば隣国のオランダ、ルクセンブルク、ドイツ、フランスに行くことができます。
子どもたちと観光したり、遊具が充実している公園に出かけたりしたのはよい思い出です。
日本に戻ってからは、残念ながら、主人と子どもたちとはすれ違いの毎日。
早くもベルギーが懐かしく、この点においては、全員一致でベルギーに帰りたくなります」
「日本では、小学校も幼稚園も参観日が多く設けられていますが、ベルギーにはありません。
入学入園式、卒業卒園式さえもありません。
面談はあれど、それは成績表をもらうときなので、そこでいきなり留年ですという宣告も受けかねません・・・」
「そんなベルギーなので、個人で積極的に担任の先生とコンタクトを取って聞かないと、普段の様子は知ることができないのです。
心配だった私は、毎日のように先生をつかまえて、いろいろと聞いていました。
そういうことをする保護者はあまりいないようで、おかげで遠足の付き添いを頼まれたり、先生と良好な信頼関係を築けました。
日本に戻ってからは、聞いてみようかと思う前に、先生から連絡が来ます。
転園初日や転校して1週間経った日には、電話で子どもの様子を伝えてくださり、きめ細かいケアに感動しました」
「上履きの文化はいいですね。
ベルギーでは、子どもたちは朝履いて行った靴のままで、1日を過ごします。
雨の日に長靴で行っても、もちろんそのまま。上履きがあれば履き替えて動きやすくなるのに・・・と思うことも。
また、次女の幼稚園はオムツ禁止でした。入園時にはまだ2歳の子もいるので、園に馴れない子どもたちはおもらしをしてしまいます。
その場合は汚れたパンツ、洋服、靴下、そして靴が一緒に入ったビニール袋を持ち帰るんです。
次女も始めのうちは一式持って帰って来たので、毎日夕方に靴を洗っていました。
日本の幼稚園の先生は、おもらしして汚れたパンツは水洗いしてくれていたので、とても感謝しています。
洗ってもらえないとしても、せめてこれが上履きだったら、靴も傷まないし、もっと楽なのになぁと思います」
「次女がまだ赤ちゃんだった頃、長女もまだ手を引かないと危なかったので、ベビーカーで電車に乗るのはひと苦労。
JRや私鉄のHPを事前にチェックして、駅のホームのどこにエレベーターやエスカレーターがあるかを調べておき、シュミレーション通りに出かけて難を乗り切っていました。
一方、ベルギーは先進国でありながら、設備が整っていない!
また、あっても故障中ばかり。
みなさん優しいのでベビーカーを持つのを手伝ってくれるのですが、見ず知らずのムッシューをどこまで信じていいのか?
果てしなく長い階段。手が滑ったり、何かあってもおかしくない・・・。
などと考えると、ベビーカーで電車に乗ることはなるべく控えるようになりました」
「駅やデパートなど、日本にはきれいなトイレが多いですよね。
子ども用の便座が併設されていたり、ベビーカーのまま入れたり、オムツ交換台があったり、設備も充実していて安心です。
でも、ベルギーには公衆トイレ自体が少ない上、あっても有料、にもかかわらず汚い。
そして、子連れに優しい設備はほとんどありません。小さい子どもはトイレに行きたいと言い出してから、そうは待てないもの。
出先でのトイレ探しに苦労しました。
また、止むを得ず入った汚いトイレで「どこにも触らないでー!」と娘に注意しなければいけなかったりと、潔癖症な日本人には辛いです」
「日本で長女が幼稚園生だった頃、チョコレートや飴は極力あげないようにしていました。
幼稚園でも、お昼ごはんの後にハミガキ習慣がありました。
ベルギーはショコラとワッフルが有名。大人も子どもも大好きで、いつでも甘い物に囲まれています。
幼稚園に入る前の託児所で、1歳児にチョコレートパンが出ることも。
スタージュ(課外活動)に次女を連れて行って泣かれたとき、スタッフの方に「お母さんボンボン(キャンディー)持ってませんか?」と朝っぱらから言われて、びっくり。
集団生活が始まれば、家であげなくても外でもらうので、避けられません。
今では、家族全員すっかりショコラの虜です」
「日本とベルギー、どちらが子育てしやすいか?
考えてみたのですが、幼稚園について、娘たちを両方の園に3年ずつ通わせた経験を比較しても、どちらが良いか選べません。
全く違う環境でしたが、両方とも子どもの自主性を尊重して、のびのび過ごさせてもらえました。
娘たちの幼稚園での思い出は違っても、共通して元気に楽しく通うことができて、どちらもよかったです。
どこで子育てをしても、迷うことはあります。
親として欲も出ますが、子どもが無理して笑顔が消えてしまっていないか、確かめるようにしています。
みなさんも、正解がたくさんある子育てを楽しんでください」
日本と海外の子育ての違い【ベルギー編】、いかがでしたでしょうか。
宿題や塾のわずらわしさもなく、思いっきり遊べる長期休暇、素晴らしいですね!
休むときは休む、それを親子そろって実践できるベルギーをうらやましく感じました。
また、日本の先生は、きめ細やかだということでした。
それだけ細かい要望を伝える親御さんが多く、先生が大変ということかもしれません。
感謝の気持ちを忘れずに、先生と協力しながら子どもたちを見守っていきたいですね。
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17/05/15
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世界の子育てをのぞいてみれば、日々の子育てに思わぬヒントをもらえるかもしれません。
「所変われば品変わる」というように、日本では当たり前だと思っていたことが、海外から見ると驚かれたり、うらやましがられたり。
そんな日本と海外の子育ての違いについて、海外在住のママに取材しました!
今回取材に協力してくれたのは?
ブリュッセル郊外、ブルーベルの群生する森 添付写真01
ベルギー在住歴のある、あいらさん(42歳)。夫のじゅんさん(42歳)、長女のあまねちゃん(9歳)、次女のはのんちゃん(6歳)の四人家族です。
「2013年の夏から3年半弱、主人の転勤でベルギーのブリュッセルに滞在しました。
子どもたちは、現地のフランス語の幼稚園と小学校に通いました。
ベルギーの公用語はフランス語、オランダ語、ドイツ語ですが、地域によっても異なり、首都ブリュッセルはフランス語とオランダ語が公用語とされています。
フランス語とオランダ語は全く似ていないので、ブリュッセルに住むベルギー人同士も母語が違えば意思疎通が十分とは言えません。
また、ブリュッセルはEUの本部があって国際的であるし、移民が多く多国籍の人びとが生活していて、外国人だらけ。
みんなが自分の使える言語を駆使して分かり合おうとするので、フランス語が話せない娘たちも、すぐに馴染むことができました。
家族の会話は、基本は日本語です。
娘たちはフランス語で幼稚園ごっこやテレビのマネをするので、2人の会話はフランス語になることも。
そして、勢いでみんなでフランス語で話すこともありますが、私からリタイアです(笑)」
海外から見た日本の子育て「ここが不思議!」
お昼ご飯はお弁当か給食と決まっている
「ベルギーでは、幼稚園も小学校もお昼ごはんは3択です。
『給食』『お弁当』『家に帰って食事する』の中から、子どもの様子や家庭の都合で決めることができます。
ただ、小学生であっても親が送り迎えをしなければならないので、我が家の場合、学校はマンションの目の前でしたがお弁当でした。
初めのうちは、日本風のお弁当を箸ケースとおしぼりと一緒にランチバッグに入れて持たせていましたが、よくお箸をなくしてきました。
聞くと、ランチバッグは食堂に持って行かずに、みんなお弁当箱だけだから持ちきれない、と。
すぐに、みんなと同じサンドウィッチとフルーツのみに切り替えました。
日本に戻った今も、次女は幼稚園にサンドウィッチを持って行きます。
長女が日本で幼稚園に通っていたときには、私もキャラ弁を作ったりしましたが、もう作れません(笑)。
いい感じに、力を抜くことを覚えたと思っています」
長期休みが少なく、休み中も宿題や塾がある
「ベルギーには春、夏、冬休み以外にも、2か月に一回1~2週間の休みがあって、1日預かりの課外活動(スタージュ)が盛んです。
季節に合わせて、乗馬や農場体験、プールにダンス、ロッククライミングなどの、普段学校や幼稚園ではできないアクティビティを楽しみます。
学習塾はないので、夏期講習などはありません。
子どもたちはスタージュで、一日中楽しいことだけをして過ごします。
日本では長期休みとなると、ドカッと宿題が出て子どもたちも休んだ気がしないので、休みは割り切って楽しむのも良いのではと思いました」
保育園がある
「日本では、フルタイムで働く親御さんは、子どもを保育園に預けることが多いですよね。
ベルギーでは、親が働いている・働いていないに関わらずみんなが幼稚園に通います。
預かり保育がしっかりしているので、働く親も安心です。
また、日本では小学校にあがると、学童保育など放課後の預かりはあっても、始業前は預かってもらえないことがほとんど。
低学年の子どもに朝の支度と家の施錠を任せるのは抵抗があって、なかなかフルタイムで働くことができません。
でも、ベルギーは小学校にも朝の預かりがあります。
1人で通学する日本と、親が送迎するベルギーとの違いかもしれませんが、システムが整っているのはありがたいです」
みんなが忙しく働いている
「ベルギー人は個人の時間を大切にします。
バカンスのために仕事をする。飲み会をするなら、木曜。金曜の午後は、ほぼ週末ムードで働かずに定時で上がる。
一部変わってきていますが、日曜日はお店も休み。お休みの日はみんなが休む! こんな感じのベルギー人。
良いか悪いかは別として、全般的にのんびりした風潮なので、日本企業に勤める主人も、週末は基本的に仕事を休むことができました。
陸続きのヨーロッパの中で、小さなベルギーは、車で2時間も走らせれば隣国のオランダ、ルクセンブルク、ドイツ、フランスに行くことができます。
子どもたちと観光したり、遊具が充実している公園に出かけたりしたのはよい思い出です。
日本に戻ってからは、残念ながら、主人と子どもたちとはすれ違いの毎日。
早くもベルギーが懐かしく、この点においては、全員一致でベルギーに帰りたくなります」
海外から見た日本の子育て「ここがうらやましい!」
授業参観がある
「日本では、小学校も幼稚園も参観日が多く設けられていますが、ベルギーにはありません。
入学入園式、卒業卒園式さえもありません。
面談はあれど、それは成績表をもらうときなので、そこでいきなり留年ですという宣告も受けかねません・・・」
先生からの連絡がきめ細やか
「そんなベルギーなので、個人で積極的に担任の先生とコンタクトを取って聞かないと、普段の様子は知ることができないのです。
心配だった私は、毎日のように先生をつかまえて、いろいろと聞いていました。
そういうことをする保護者はあまりいないようで、おかげで遠足の付き添いを頼まれたり、先生と良好な信頼関係を築けました。
日本に戻ってからは、聞いてみようかと思う前に、先生から連絡が来ます。
転園初日や転校して1週間経った日には、電話で子どもの様子を伝えてくださり、きめ細かいケアに感動しました」
上履きがある
「上履きの文化はいいですね。
ベルギーでは、子どもたちは朝履いて行った靴のままで、1日を過ごします。
雨の日に長靴で行っても、もちろんそのまま。上履きがあれば履き替えて動きやすくなるのに・・・と思うことも。
また、次女の幼稚園はオムツ禁止でした。入園時にはまだ2歳の子もいるので、園に馴れない子どもたちはおもらしをしてしまいます。
その場合は汚れたパンツ、洋服、靴下、そして靴が一緒に入ったビニール袋を持ち帰るんです。
次女も始めのうちは一式持って帰って来たので、毎日夕方に靴を洗っていました。
日本の幼稚園の先生は、おもらしして汚れたパンツは水洗いしてくれていたので、とても感謝しています。
洗ってもらえないとしても、せめてこれが上履きだったら、靴も傷まないし、もっと楽なのになぁと思います」
駅のバリアフリー設備やそのネット情報が整っている
「次女がまだ赤ちゃんだった頃、長女もまだ手を引かないと危なかったので、ベビーカーで電車に乗るのはひと苦労。
JRや私鉄のHPを事前にチェックして、駅のホームのどこにエレベーターやエスカレーターがあるかを調べておき、シュミレーション通りに出かけて難を乗り切っていました。
一方、ベルギーは先進国でありながら、設備が整っていない!
また、あっても故障中ばかり。
みなさん優しいのでベビーカーを持つのを手伝ってくれるのですが、見ず知らずのムッシューをどこまで信じていいのか?
果てしなく長い階段。手が滑ったり、何かあってもおかしくない・・・。
などと考えると、ベビーカーで電車に乗ることはなるべく控えるようになりました」
清潔な公衆トイレがあちこちにある
「駅やデパートなど、日本にはきれいなトイレが多いですよね。
子ども用の便座が併設されていたり、ベビーカーのまま入れたり、オムツ交換台があったり、設備も充実していて安心です。
でも、ベルギーには公衆トイレ自体が少ない上、あっても有料、にもかかわらず汚い。
そして、子連れに優しい設備はほとんどありません。小さい子どもはトイレに行きたいと言い出してから、そうは待てないもの。
出先でのトイレ探しに苦労しました。
また、止むを得ず入った汚いトイレで「どこにも触らないでー!」と娘に注意しなければいけなかったりと、潔癖症な日本人には辛いです」
小さい頃はなるべく甘いものをあげない
「日本で長女が幼稚園生だった頃、チョコレートや飴は極力あげないようにしていました。
幼稚園でも、お昼ごはんの後にハミガキ習慣がありました。
ベルギーはショコラとワッフルが有名。大人も子どもも大好きで、いつでも甘い物に囲まれています。
幼稚園に入る前の託児所で、1歳児にチョコレートパンが出ることも。
スタージュ(課外活動)に次女を連れて行って泣かれたとき、スタッフの方に「お母さんボンボン(キャンディー)持ってませんか?」と朝っぱらから言われて、びっくり。
集団生活が始まれば、家であげなくても外でもらうので、避けられません。
今では、家族全員すっかりショコラの虜です」
日本の子育てママさんたちに伝えたいことは?
「日本とベルギー、どちらが子育てしやすいか?
考えてみたのですが、幼稚園について、娘たちを両方の園に3年ずつ通わせた経験を比較しても、どちらが良いか選べません。
全く違う環境でしたが、両方とも子どもの自主性を尊重して、のびのび過ごさせてもらえました。
娘たちの幼稚園での思い出は違っても、共通して元気に楽しく通うことができて、どちらもよかったです。
どこで子育てをしても、迷うことはあります。
親として欲も出ますが、子どもが無理して笑顔が消えてしまっていないか、確かめるようにしています。
みなさんも、正解がたくさんある子育てを楽しんでください」
まとめ
日本と海外の子育ての違い【ベルギー編】、いかがでしたでしょうか。
宿題や塾のわずらわしさもなく、思いっきり遊べる長期休暇、素晴らしいですね!
休むときは休む、それを親子そろって実践できるベルギーをうらやましく感じました。
また、日本の先生は、きめ細やかだということでした。
それだけ細かい要望を伝える親御さんが多く、先生が大変ということかもしれません。
感謝の気持ちを忘れずに、先生と協力しながら子どもたちを見守っていきたいですね。
海外から見た日本の子育て、ここが不思議!ここがうらやましい!【アメリカ編】
海外から見た日本の子育て、ここが不思議!ここがうらやましい!【フランス編】
海外から見た日本の子育て、ここが不思議!ここがうらやましい!【インドネシア編】
海外から見た日本の子育て、ここが不思議!ここがうらやましい!【オランダ編】
海外から見た日本の子育て、ここが不思議!ここがうらやましい!【スウェーデン編】
海外から見た日本の子育て、ここが不思議!ここがうらやましい!【シンガポール編】
海外から見た日本の子育て、ここが不思議!ここがうらやましい!【オーストラリア編】
海外から見た日本の子育て、ここが不思議!ここがうらやましい!【ネパール編】
海外から見た日本の子育て、ここが不思議!ここがうらやましい!【中国編】
海外から見た日本の子育て、ここが不思議!ここがうらやましい!【イタリア編】