赤ちゃんの素晴らしい感じる力 (1/3)

株式会社 ニコ・ワークス

赤ちゃんの素晴らしい感じる力 (1/3)

2017/02/28 赤ちゃんの素晴らしい感じる力 (1/3)

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赤ちゃんの素晴らしい感じる力(2/3)

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乳幼児期は、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚といった感覚器官がぐんぐん育つ時期です。

各地で保育や教育について、数多く公演されている広木先生は「乳幼児の頃は、生まれた直後にはまず”触覚”を使い、次第にすべての感覚器官を使って身近な世界を認識していくことがわかるもの」といいます。

外界の刺激をたくさん受けて”快”か”不快”を感じることが、赤ちゃんの精神を培うスタートなんですね。

 

また、「触覚によって皮膚に刺激を受けると脳の多くの部分が活性化し、頭のてっぺんから足のつま先までを自分のイメージに合わせてしなやかに動かす力として発達していく」とも。

肌にふれて感じることで物ごとの状態が分かり、それに対応する力が備わっていくのでしょう。

さらに山口先生は、皮膚刺激による魅力的な発達を教えてくれました。

「皮膚が感知したことはダイレクトに脳へ働きかけ、知覚(硬い柔らかい、熱い冷たい)だけでなく、やる気や知性も発達します。

これはこころを生み出す基盤となるものです」。

 

前回の特集でもお話ししましたが、直接肌で感じることで、人との親密な関係を築く、特別なホルモンが分泌されることもわかっています。

赤ちゃんの感じる力は、将来、生き生きと物ごとを認識できるこころと脳をつくる大切なものなんですね。

 

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広木克行先生神戸大学名誉教授、大阪千代田短期大学学長。

臨床教育学の研究・教育と教育相談活動に長年取り組む。

著書「脳育あそび150」「子どもが教えてくれたこと」他多数。

 

山口創先生臨床心理士、桜美林大学リベラルアーツ学群准教授。

専攻は臨床心理学・身体心理学。

著書「子どもの脳ははだにある」他多数。

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