子どもの大好きな読み聞かせの3つのコツ

株式会社 ニコ・ワークス

子どもの大好きな読み聞かせの3つのコツ

2016/08/30 子どもの大好きな読み聞かせの3つのコツ

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生後3ヶ月まではやさしい声でうたうように

赤ちゃんは、1歳になるまでに、すべてのことを教えてくれる大切なパートナーを決めていきます。

ねんねの頃はそのスタート時期。

ママとのきずなを深める土台づくりにあたります。

 とくに生まれてから3ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、ママときずなを結びたがっています。

じつはこれ、生まれもっての本能なんです。

ママの肌にふれながらやさしい声を聞くことで、安心感が芽生え気持が安定していきます。

だから、この頃の読み聞かせはママの声を聞かせてあげるだけでOK。

さらにうたいかけるように読み聞かせると、言葉がすんなり赤ちゃんに浸透します。

 

 

生後5ヶ月からは語りかけるように

ひとり座りができるようになってくると、視界も広がりまわりにあるすべてのものに興味がわいてきます。この頃は、絵本の絵を見てそれがどんなものなのか、自分で考えるようになってきます。

重要なのは、興味を抱いてもママに仲介してもらえないと関わりあえないこと。ママが「ボール、コロコロ~楽しいね」といえば、それがボールという名前でコロコロ転がっていくもの、という知識を得ることができるのです。

絵本を読むときは、ただ文章を追うだけでなく「これなんだろうね」「まるいね」「にゃ~ってなくよ」と、赤ちゃんの顔を見て、対話するように読みましょう。

 

 

読み聞かせのコツ

1.ママのやさしい声を聞かせて

お腹にいる頃から慣れているママの声は、赤ちゃんに安心感と安定感を与えます。

 

2.赤ちゃんとふれあいましょう

赤ちゃんはママと密着しているときは一番幸せです、おひざの上に座らせたり、だっこしながら読んであげましょう。

 

3.赤ちゃんの反応をみましょう

絵を見て指さしたり声をあげたりしたところでストップ。これなあに?とお話ししましょう。

 

この記事は、フリーマガジンbabyco 23号の特集記事です。


今回お話をお聞きしたのは

田島信元先生

白百合女子大学文学部 教授

生涯発達研究教育センター所長

博士(人間科学)、臨床発達心理士。企業とのコラボレーションによる幼児教育プログラムを実施。

著書多数。

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