「卒乳」と「断乳」

株式会社 ニコ・ワークス

「卒乳」と「断乳」

2016/05/24 「卒乳」と「断乳」

おいしく飲んでくれたおっぱいともいつか離れる時がやってきます。

卒乳・断乳は、赤ちゃんの成長の節目、親子にとってたいせつなセレモニーです。

 

 

母乳の卒業方法は「卒乳」と「断乳」の二種類がある

おっぱいは赤ちゃんとママを太いきずなでつなぐもの。

授乳中は、ママの腕の中でお腹も心も満たされ、赤ちゃんは絶大な信頼をママに寄せていきます。

でもいつかは、その安住の地からも卒業しなくてはなりません。それが「卒乳(そつにゅう)」「断乳(だんにゅう)」です。

 

「卒乳(そつにゅう)」は、離乳食の方が増えてきてあまり母乳を必要としなくなるなど、赤ちゃんが自分の意思で母乳から卒業することです。

「断乳(だんにゅう)」は、母乳の出方や赤ちゃんの飲み方などに関係なく、ある時から母乳をやめることです。

 

「卒乳」は、自分からおっぱいを卒業するわけですから子どもの成長を感じられます。

「断乳」も強制的に母乳を取り上げることではなく、時期を決めて準備して行うので心配はいりません。

 

 

時期と方法はママと赤ちゃんが一緒に決める

ときどき、母乳の栄養成分が薄くなるので、「卒乳」は良くないなど、うわさ話を気にする方がいらっしゃいますが、母乳がちゃんと出ている限り栄養面では問題ありません。

ただ、赤ちゃんが大きくなってくると、おっぱいをくわえているだけでしっかり飲まないことも多くなるので、あまりにも母乳の出が少なくなって離乳食などを食べないようなら、「断乳」をおすすめすることもあります。

「断乳」は、母乳とサヨナラする時期を決めて、大好きなおっぱいから卒業するという初めてのハードルを親子で一緒に乗り越えるセレモニーで、とても感動的なことです。

大切なのは、赤ちゃんに理解してもらうこと。

時期としては、赤ちゃんが歩き始めたころ、1歳3ヶ月~8ヶ月くらいが良いでしょう。

とはいうものの、母乳の出方も赤ちゃんの性格もみんな違います。ですから、母乳の卒業方法や時期は、赤ちゃんの様子を見ながら、ママと一緒に決めるのがイチバンです。

 

 

「おっぱいのケア」

断乳の場合は、出てくる母乳をうまく摂りながら、母乳が出なくなるようにすることが必要になるので、適切な方法をとらないといけません。

「断乳」でも「卒乳」でも、母乳が残ったままですと、しこりになったり、まれに、残乳が原因で乳腺炎になることもありますから、専門家に相談するようにしましょう。

 

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