海外から見た日本の子育て、ここが不思議!ここがうらやましい!【アメリカ編】
世界の子育てをのぞいてみれば、日々の子育てに思わぬヒントをもらえるかもしれません。
「所変われば品変わる」というように、日本では当たり前だと思っていたことが、海外から見ると驚かれたり、うらやましがられたり。
そんな日本と海外の子育ての違いについて、海外在住のママに取材しました!
アメリカ・シアトル在住のトゥルーテル美紗子さん(29歳)。
ご主人のポールさん(26歳・アメリカ人)、
長女のみやこちゃん(2か月)の三人家族です。
「子育てが始まると、世界が全く違って見えますよね。今までは授乳室があるかどうかなんて気にしたこともなかったのですが、日米で結構違うもんなんだ! という驚きを、日々感じています。
我が家はまだ新生児なので、教育施設には通っていません。将来的には私が日本語、夫が英語を使って育てる予定です。ただ夫婦の共通言語は英語、友人知人との会話も英語になるため、日本語の補習校に通わせて日本語を使う機会を少しでも増やせれば・・・と、まだ先のことながら考えています」。
「アメリカでは『子どもはいろいろな人が面倒を見て当たり前』という空気があります。
たとえば「Parants’ Night Out」という習慣。
子どもをベビーシッターや託児施設に預けて、夫婦水入らずの時間を楽しむんです。
特別な記念日だけでなく、日常的に利用されています。
アメリカでは、たくさんの人に面倒を見てもらえるためか、社交性に富んだ子どもが多い気もします。
日本のお母さんは常に子どもと一緒にいるという印象が強いのですが、
もっと人に頼ってもいいのでは・・・と思いました」。
「勤務スタイルに融通が効くからか、アメリカでは平日の昼間でもパパと子どもが公園で遊んでいる姿をよく目にします。
日本ではなかなか目にしない光景ですよね」。
「子育て法という訳ではないのですが、アメリカではカフェインフリーの温かい飲み物(コーヒー、紅茶、ハーブティーなど)が、ほぼどんな飲食店でも手に入ります。授乳中のママにはありがたいです」。
「産後たったの4週間で職場復帰をするような事情もあるのか、母乳ではなくミルクを使っているお母さんが多い印象です。布オムツも、店舗や育児雑誌で見かけることはほぼなく、話を聞くこともなく、使っている人は少ないんじゃないでしょうか。夫に『布オムツってどう思う?』ときいたら『それは何十年前の話だ』と言われました(笑)。
また分娩は無痛がほとんどです。私は約3900gの大きな子を促進剤も使わず自然分娩で産んだのですが、夫の親戚・友人・同僚などたくさんの人から『超人だ』『アジア人ってどうなってるんだ』と驚嘆されました。
どちらがいいと決めつけることはできませんが、個人的には自然な方法を選ぶ方が結果的に楽だと考えています。それが普通に根付いている日本はいいなぁと思うのです」。
「アメリカでは産後2~3週間で普通の生活を始め、4週間で職場復帰をする人もいるくらいです。アメリカで1か月も床に臥せっていると、怠けすぎでは? と思われることも」。
「日本では、公共施設や商業施設に授乳室、おむつ替えシートつきのお手洗いがたくさんありますよね。日本と比べるとアメリカはかなり少ないと思います」。
「アメリカでは、結婚したら夫婦で独立した家庭を作るもの、という考え方が主流です。
子育ても夫婦二人で行うもの、という考え方で、妻が夫を置いて両親の元へ帰ることは一般的ではありません。
両親学級(Parenting Class)には夫婦で参加するのが当たり前。
里帰り出産をしなくて済むのは、それだけ夫が協力的だからかもしれません」。
「異文化の中で子どもを育てていると、『子育てに正解はない』という事実をより強く実感します。
アメリカには本当にさまざまな人種の人が集まっているので、子どもの体格ひとつをとっても、他の人と比べて一喜一憂することがありません。
日本にいるとどうしても“平均値”のようなものを気にしがちかもしれませんが、人それぞれ違っていていいんだ! と思えれば子育てがもっと楽になる気がします」。
日本と海外の子育ての違い【アメリカ編】、いかがでしたでしょうか。
アメリカでは、出産後も夫婦の関係を大切にし、社会復帰も早いことから、その分ママの負担を減らせるようにする習慣や文化が根付いているのが印象的でした。
そう、子育てはみんな違って当たり前。
「こうでなければいけない」と縛られてイライラやストレスをためるより、ちょっと肩の力をぬいて視点を広げてみると、気持ちも楽になるかもしれませんね。
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世界の子育てをのぞいてみれば、日々の子育てに思わぬヒントをもらえるかもしれません。
「所変われば品変わる」というように、日本では当たり前だと思っていたことが、海外から見ると驚かれたり、うらやましがられたり。
そんな日本と海外の子育ての違いについて、海外在住のママに取材しました!
今回取材に協力してくれたのは?
アメリカ・シアトル在住のトゥルーテル美紗子さん(29歳)。
ご主人のポールさん(26歳・アメリカ人)、
長女のみやこちゃん(2か月)の三人家族です。
「子育てが始まると、世界が全く違って見えますよね。今までは授乳室があるかどうかなんて気にしたこともなかったのですが、日米で結構違うもんなんだ! という驚きを、日々感じています。
我が家はまだ新生児なので、教育施設には通っていません。将来的には私が日本語、夫が英語を使って育てる予定です。ただ夫婦の共通言語は英語、友人知人との会話も英語になるため、日本語の補習校に通わせて日本語を使う機会を少しでも増やせれば・・・と、まだ先のことながら考えています」。
海外から見た日本の子育て「ここが不思議!」
お母さんがいつも子どもと一緒
「アメリカでは『子どもはいろいろな人が面倒を見て当たり前』という空気があります。
たとえば「Parants’ Night Out」という習慣。
子どもをベビーシッターや託児施設に預けて、夫婦水入らずの時間を楽しむんです。
特別な記念日だけでなく、日常的に利用されています。
アメリカでは、たくさんの人に面倒を見てもらえるためか、社交性に富んだ子どもが多い気もします。
日本のお母さんは常に子どもと一緒にいるという印象が強いのですが、
もっと人に頼ってもいいのでは・・・と思いました」。
平日の公園にパパはほとんどいない
「勤務スタイルに融通が効くからか、アメリカでは平日の昼間でもパパと子どもが公園で遊んでいる姿をよく目にします。
日本ではなかなか目にしない光景ですよね」。
飲食店にノンカフェインのドリンクが少ない
「子育て法という訳ではないのですが、アメリカではカフェインフリーの温かい飲み物(コーヒー、紅茶、ハーブティーなど)が、ほぼどんな飲食店でも手に入ります。授乳中のママにはありがたいです」。
海外から見た日本の子育て「ここがうらやましい!」
自然派育児が根付いている
「産後たったの4週間で職場復帰をするような事情もあるのか、母乳ではなくミルクを使っているお母さんが多い印象です。布オムツも、店舗や育児雑誌で見かけることはほぼなく、話を聞くこともなく、使っている人は少ないんじゃないでしょうか。夫に『布オムツってどう思う?』ときいたら『それは何十年前の話だ』と言われました(笑)。
また分娩は無痛がほとんどです。私は約3900gの大きな子を促進剤も使わず自然分娩で産んだのですが、夫の親戚・友人・同僚などたくさんの人から『超人だ』『アジア人ってどうなってるんだ』と驚嘆されました。
どちらがいいと決めつけることはできませんが、個人的には自然な方法を選ぶ方が結果的に楽だと考えています。それが普通に根付いている日本はいいなぁと思うのです」。
「産後1か月は安静に」という文化がある
「アメリカでは産後2~3週間で普通の生活を始め、4週間で職場復帰をする人もいるくらいです。アメリカで1か月も床に臥せっていると、怠けすぎでは? と思われることも」。
公共施設や商業施設がママに優しい設計
「日本では、公共施設や商業施設に授乳室、おむつ替えシートつきのお手洗いがたくさんありますよね。日本と比べるとアメリカはかなり少ないと思います」。
里帰り出産が一般的
「アメリカでは、結婚したら夫婦で独立した家庭を作るもの、という考え方が主流です。
子育ても夫婦二人で行うもの、という考え方で、妻が夫を置いて両親の元へ帰ることは一般的ではありません。
両親学級(Parenting Class)には夫婦で参加するのが当たり前。
里帰り出産をしなくて済むのは、それだけ夫が協力的だからかもしれません」。
日本の子育てママさんたちに伝えたいことは?
「異文化の中で子どもを育てていると、『子育てに正解はない』という事実をより強く実感します。
アメリカには本当にさまざまな人種の人が集まっているので、子どもの体格ひとつをとっても、他の人と比べて一喜一憂することがありません。
日本にいるとどうしても“平均値”のようなものを気にしがちかもしれませんが、人それぞれ違っていていいんだ! と思えれば子育てがもっと楽になる気がします」。
まとめ
日本と海外の子育ての違い【アメリカ編】、いかがでしたでしょうか。
アメリカでは、出産後も夫婦の関係を大切にし、社会復帰も早いことから、その分ママの負担を減らせるようにする習慣や文化が根付いているのが印象的でした。
そう、子育てはみんな違って当たり前。
「こうでなければいけない」と縛られてイライラやストレスをためるより、ちょっと肩の力をぬいて視点を広げてみると、気持ちも楽になるかもしれませんね。
関連記事 海外から見た日本の子育て、ここが不思議!ここがうらやましい!【フランス編】