はいはいをよくする子は丈夫に育つ

株式会社 ニコ・ワークス

はいはいをよくする子は丈夫に育つ

2016/03/08 はいはいをよくする子は丈夫に育つ

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”はいはい”は体の基盤を作る大切な運動です

”はいはい”は、体全体の筋力や骨格、脳などの発達を促し、

丈夫な体の基盤を作るうえでとても重要な運動といえます。

 

「早く立たせたい、歩かせたい」と焦るママもいますが、成長には個人差がありますし、”はいはい”も大事な成長課程のひとつ。

思う存分”はいはい”をさせてあげましょう。

そのために、赤ちゃんが”はいはい”しやすい環境づくりも必要です。

ただ、中には”はいはい”をせずにいきなり立つ赤ちゃんもいます。

”はいはい”をしなくても身体機能に悪影響はないので、ご安心ください。

 

 

”はいはい”の形と役割

一般的には四つばいで、腕を進みたい方向に伸ばし、

膝を曲げた状態で前進する動作を”はいはい”と呼びます。

筋力、骨格、脳、内臓など、さまざまな発達に影響を与えます

 

 

見たものを認識して、欲しい・触りたいという欲求を駆り立て、移動して、手を差し出し、指で握るという一連の行動は、脳の発達の現れ。また手先・足先を使うことで脳神経を刺激する。

 

 

心臓・肺

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全身を使って運動することで心肺機能が高まる。

 

 

腕・脚

腕と脚で体幹を持ち上げ、全体重を支えながら前進するので、腕と脚、股関節周囲の筋力アップ、骨の発達を促す。

 

 

首・背中・腰

バランスをとりながら四つばい姿勢を保つことで、筋力アップとともに骨の発達を促す。また、首を上に向けた姿勢は首まわりの筋肉、骨を鍛える。

 

 

胃腸

横隔膜の収縮力と、腹筋、背筋の弾力性が向上。

それにより、内臓機能の発達を促し胃腸の消化吸収能力を高める。

 

 

たくさん”はいはい”させてあげるには

“はいはい”の原動力は、赤ちゃんの「好奇心

好奇心を刺激し、”はいはい”しやすい環境を作ってあげましょう。

 

 

“はいはい”のスペースを作ってあげる

部屋の中に”はいはい”しやすいスペースを作りましょう。

部屋にスペースを作るのが難しい場合は、芝生の公園や児童館など”はいはい”ができるところに赤ちゃんを連れて行ってあげましょう。

 

 

赤ちゃんの目線に興味をそそるものを置く

はじめは赤ちゃんをうつうつぶせにさせて、手を伸ばせば触れるくらいの位置にママが腹ばいになり、手を叩いたり、声をかけてあげる。

または、赤ちゃんがちょっと移動したら届くくらいの位置に、好きなおもちゃを置いてあげて、興味を引いてみましょう。

 


今回お話をお聞きしたのは

矢島床子先生

母と子のサロン矢島助産院

院長兼助産師

23年間で取り上げた赤ちゃんの数は約4000人。

心と体で感じる健康的なお産のサポートをおこなています。

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