赤ちゃんに大切な3つの「育み」~食育~(2/3)

株式会社 ニコ・ワークス

赤ちゃんに大切な3つの「育み」~食育~(2/3)

2016/02/10 赤ちゃんに大切な3つの「育み」~食育~(2/3)

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バランスよく栄養をとる一汁三菜

赤ちゃんとママの「食」を語るときにまず考えたいのは「栄養」ですが、そもそも栄養とはどういうものでしょうか。

 

人間の身体は食べたものでできあがります。

体内で合成できるものもわずかにはありますが、

ほとんどは食べ物に含まれる有効成分の栄養素が、消化吸収されて、次のような働きをします。

★生きるために必要なエネルギーを生む

★筋肉、血液、体細胞などを作る

★生理機能をコントロールし、身体の調子をととのえる

 

これらのエネルギー素は・炭水化物・タンパク質・脂質・ミネラル・ビタミンの五大栄養素が上げられます。

さらに、栄養成分ではありませんが、食物繊維と体内構成物として水も重要です。

 

とはいうものの、私たちは栄養素を食べるのではなく食事をとるのです。

あまり細かいことにこだわりすぎると、ちっとも楽しくありません。

楽しくないと食べる気力も下がります。

 

では、楽しく食べてバランスよく栄養を摂取するのはどうしたらいいでしょうか。

たとえば、マタニティや授乳中のママなら…

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★しっかり、三食食べる

★多種類の食品を食べる

★偏りなく旬の食べ物をとる

ことが大事で、これを実践するために一汁三菜の食事パターンに慣れることです。

 

ご飯(主食)で、食事の半分をとり、汁ものもつけます。

主菜は肉や魚、大豆製品などたんぱく源となるもの。

副菜は、ビタミン、ミネラルを含む野菜、海草、芋、きのこなど、汁の具がたっぷりなら、一汁二菜でもいいのです。

また、栄養素を知るには、素材そのものを知ることも大事なことです。

地元で作られる新鮮でおいしい野菜やとれたてのお魚、季節に合った食材をとることで、バランスよく栄養素をとることができるからです。

 

さらに、素材にふれあい「食」を学ぶことで、食べるものに興味がわいてきます。

栄養素だけを見るのではなく、美味しく楽しく食べること、これこそが「食育だと思います。

 

赤ちゃんに大切な3つの「育み」(1/3)

赤ちゃんに大切な3つの「育み」(3/3)

 


今回お話をお聞きしたのは

管理栄養士・国際薬膳師

岡本正子先生

 

3人の子育てをしながら栄養学を学ぶ。

現在、矢島助産院の管理栄養士を勤めるかたわら、各地で母子のための「食」の講習会を行い、活動の場を広げている。育児情報雑誌にて離乳食やマタニティ食のレシピ監修や、「自然なお献立ブック」自然食通信社、「子どもが元気に育つ 毎日の簡単ごはん」学陽書房、「妊娠&授乳中のごはん150」日東書院などに執筆

HP「おかもとまさこの食の仕事」

http://homepage3.nifty.com/iisyoku/

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