赤ちゃんとことば(3/3)

株式会社 ニコ・ワークス

赤ちゃんとことば(3/3)

2016/02/03 赤ちゃんとことば(3/3)

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語彙をゆたかにする遊び

赤ちゃんはマネっこの天才。

ことばはいちばん身近にいる家族から覚えていきます。

とすると、赤ちゃんのことばを発達させるためには、

ママやパパの語彙がゆたかな方がいいということになります。

 

そんなときに大活躍するのが歌や、絵本です。

語彙を増やし、想像する力をはぐくんでくれる、赤ちゃんにとって大好きな遊び。

ママやパパと楽しく遊びながら、自然にたくさんのことばと出会えます。

 

 

歌をうたいながら

ちょっとむずかしいことばでも、リズムにのった歌なら自然に覚えちゃいます。

ママと一緒なら、テレビを見ながらでも赤ちゃんは心から楽しめます。

 

 

わらべうたで手遊び

わらべうたは、日本ならではのことば遊びです。

シンプルなリズムに乗せたことばは、笑顔とともに赤ちゃんに届きます。

 

 

心に効果をもたらすもの

モノの認識にオススメなのがカード遊び。

絵や写真を見ながら、名前や様子をママのことばで説明すれば、

赤ちゃんの脳にインプットされます。

 

 

 

ことばが残る読みきかせのしかた

0・1歳児向けの「赤ちゃんえほん」には、ストーリーはほとんどありません。

動物の絵本なら、文字はその名前だけ。

でもこのときに「おはなが ながいね」「パオーンって なくよ」と知っていることも話すと、赤ちゃんの中に情報がたくさん入ります。

また、「ママは ゾウさんが だいすき」と笑顔で言えば、赤ちゃんの中でゾウは素敵な存在になるはずです。

 

・想像しやすいようにその様子も話す。

・あたたかい声でゆっくり読み聞かせる。

・読みながら、読み手の気持ちや感想も一緒に伝える。

 

 

遊びことばと出会いましょう

うたったり、身振り手振りをつけたり、遊びながらだと自然に身につきます。

・親子で一緒に遊びましょう。

・「なあに?」という問いにわかりやすく答えましょう。

・ママも笑顔で楽しく赤ちゃんとうたいましょう。

 

赤ちゃんとことば(1/3)

赤ちゃんとことば(2/3)

 


今回お話をお聞きしたのは

横山 洋子先生

千葉経済大学短期大学部子ども学科教授。

幼稚園教諭、小学校教諭を17年経験した後現職に。

主に、「言葉指導法」「ことば表現」「幼児理解」など乳幼児のことばについて指導しています。

著書に『子どもへのことばがけハンドブック』(ナツメ社)、『赤ちゃんの知能開発あそび』(ナイツ出版)、

『赤ちゃんの知能開発あそび』(共著・学研教育出版)ほか多数

 

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