赤ちゃんとことば(2/3)
赤ちゃんのことばの発達は生まれてすぐからはじまります。
ママやパパのことばをたくさん聞いて覚え、準備ができたら一気にあふれ出るのです。
生後4ヶ月ころから始まる、意味のないおしゃべりのようなもの。
「アーウー」「ンナナナー」「バババ〜」という、ことばではない声が出るようになります。
ママは赤ちゃんの声をくり返すように答えたり「お話ししてたのしいねえ」「元気ね」と
おしゃべりしましょう。
基準喃語:生後4ヶ月ころから始まる、意味のない発声。
会話様喃語:生後10ヶ月を過ぎると、口の筋肉などの発達により、しゃべっているような声を出す。
1歳前後になると発する、意味を担った初の音声。
「ワンワン」「ニャ〜ニャ〜」「バイバイ」など今まで語りかけられることの多かった意味のあることば。
なかでも「マンマ」は、赤ちゃんがはじめて発することばのベストワンです!
「マンマ」「バアバア」「ブウブ」などの初語を言います。
ことば数はおおよそ1ケタ。
語彙の爆発!
それまでためたことばを一気に口から出す時期。
ママやパパが言ったことばや、口元を見てマネしたことばを言う。
3歳で1000語くらい、4歳で1500語くらいを話せるようになる。
まだ意味を理解していないことばもあったり、言いまちがいも多いところです。
1歳くらいに話せることばはおおよそ1ケタ程度ですが、2歳になると、なんと200〜300語とビックリするほど増えます。
これが”語彙の爆発”と呼ばれるゆえんです。
今までため込んだことばが、どんどん溢れ出てくる時期です。
3歳になると1000語、4歳には1500語と増え、
5歳を越えると、大人との会話でも困ることなく通じ合えます。
「2歳まではことばがわからないの?」
いいえ、赤ちゃんは0歳からことばを聞いています。
ママやパパの声を聞き、口元を見て、イントネーションや表情とともにインプットしているのです。
ただ、まだことばを発していないだけ。
ためてためて、カラダや脳の発達とともに、一気にことばを発します。
マネするのが得意な赤ちゃんは、ママやパパがいつも使っていることばをそのまま使います。
赤ちゃんがことばを発したら、暖かく受けとめ、上手に反応してください。
ときどきこんなママがいます。
子どもが転んでしまったとき「つまづいちゃってころんじゃった。石があったんだね、ひざがよごれちゃったよ、あらおうね〜だいじょうぶだよ〜」と、
ぜんぶ言っちゃうママ。
必要なことばを自分から話すことが大切な時期に、子どもが発しようとすることばをうばうことは、成長の妨げにもなります。
・ママが子どものことばを先取りして言ってしまうコト。
・赤ちゃんひとりで、テレビやビデオを長時間見せたりするコト。
テレビは赤ちゃんに答えてくれません。
・赤ちゃんがいうことばに反応を返さないコト。
受け止めないコト。
→赤ちゃんとことば(1/3)
→赤ちゃんとことば(3/3)
今回お話をお聞きしたのは
横山 洋子先生
千葉経済大学短期大学部子ども学科教授。
幼稚園教諭、小学校教諭を17年経験した後現職に。
主に、「言葉指導法」「ことば表現」「幼児理解」など乳幼児のことばについて指導しています。
著書に『子どもへのことばがけハンドブック』(ナツメ社)、『赤ちゃんの知能開発あそび』(ナイツ出版)、
『赤ちゃんの知能開発あそび』(共著・学研教育出版)ほか多数
17/11/10
17/05/15
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赤ちゃんがことばを覚えていくステップ
赤ちゃんのことばの発達は生まれてすぐからはじまります。
ママやパパのことばをたくさん聞いて覚え、準備ができたら一気にあふれ出るのです。
喃語
生後4ヶ月ころから始まる、意味のないおしゃべりのようなもの。
「アーウー」「ンナナナー」「バババ〜」という、ことばではない声が出るようになります。
ママは赤ちゃんの声をくり返すように答えたり「お話ししてたのしいねえ」「元気ね」と
おしゃべりしましょう。
基準喃語:生後4ヶ月ころから始まる、意味のない発声。
会話様喃語:生後10ヶ月を過ぎると、口の筋肉などの発達により、しゃべっているような声を出す。
初語
1歳前後になると発する、意味を担った初の音声。
「ワンワン」「ニャ〜ニャ〜」「バイバイ」など今まで語りかけられることの多かった意味のあることば。
なかでも「マンマ」は、赤ちゃんがはじめて発することばのベストワンです!
1歳の頃
「マンマ」「バアバア」「ブウブ」などの初語を言います。
ことば数はおおよそ1ケタ。
2歳の頃
語彙の爆発!
それまでためたことばを一気に口から出す時期。
ママやパパが言ったことばや、口元を見てマネしたことばを言う。
3・4歳
3歳で1000語くらい、4歳で1500語くらいを話せるようになる。
まだ意味を理解していないことばもあったり、言いまちがいも多いところです。
1歳くらいに話せることばはおおよそ1ケタ程度ですが、2歳になると、なんと200〜300語とビックリするほど増えます。
これが”語彙の爆発”と呼ばれるゆえんです。
今までため込んだことばが、どんどん溢れ出てくる時期です。
3歳になると1000語、4歳には1500語と増え、
5歳を越えると、大人との会話でも困ることなく通じ合えます。
「2歳まではことばがわからないの?」
いいえ、赤ちゃんは0歳からことばを聞いています。
ママやパパの声を聞き、口元を見て、イントネーションや表情とともにインプットしているのです。
ただ、まだことばを発していないだけ。
ためてためて、カラダや脳の発達とともに、一気にことばを発します。
マネするのが得意な赤ちゃんは、ママやパパがいつも使っていることばをそのまま使います。
赤ちゃんがことばを発したら、暖かく受けとめ、上手に反応してください。
ときどきこんなママがいます。
子どもが転んでしまったとき「つまづいちゃってころんじゃった。石があったんだね、ひざがよごれちゃったよ、あらおうね〜だいじょうぶだよ〜」と、
ぜんぶ言っちゃうママ。
必要なことばを自分から話すことが大切な時期に、子どもが発しようとすることばをうばうことは、成長の妨げにもなります。
ことばの発達を妨げるコト
・ママが子どものことばを先取りして言ってしまうコト。
・赤ちゃんひとりで、テレビやビデオを長時間見せたりするコト。
テレビは赤ちゃんに答えてくれません。
・赤ちゃんがいうことばに反応を返さないコト。
受け止めないコト。
→赤ちゃんとことば(1/3)
→赤ちゃんとことば(3/3)
今回お話をお聞きしたのは
横山 洋子先生
千葉経済大学短期大学部子ども学科教授。
幼稚園教諭、小学校教諭を17年経験した後現職に。
主に、「言葉指導法」「ことば表現」「幼児理解」など乳幼児のことばについて指導しています。
著書に『子どもへのことばがけハンドブック』(ナツメ社)、『赤ちゃんの知能開発あそび』(ナイツ出版)、
『赤ちゃんの知能開発あそび』(共著・学研教育出版)ほか多数