インフルエンザ予防接種、病院毎に値段が違うのはなぜ

株式会社 ニコ・ワークス

インフルエンザ予防接種、病院毎に値段が違うのはなぜ

2015/11/25 インフルエンザ予防接種、病院毎に値段が違うのはなぜ

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毎年猛威をふるうインフルエンザ。特に小さなお子さんやお年寄りは重症化しやすいため、油断できません。

発症を防ぐためには免疫を作るための予防接種が有効です。

ところで、予防接種の料金が病院ごとに違うのはなぜなのでしょうか?

ここでは、その理由と予防接種のための病院の選び方をご紹介します。

 

値段の相場は?

大人がインフルエンザの予防接種を受ける場合、相場は3000~4000円です。

一方、子どもの予防接種は2回に分けて打つ必要もあり、その値段は大人と異なっています。

1回目は2000~3000円、2回目はそれ以下の値段になる病院が多いようです。

また、2回目は無料という病院も増えています。

 

 

予防接種は自由検診

風邪やケガなどの理由から診療、治療を受ける場合、国が定めた基準によって病院側の

報酬は決められているため、どこの病院に行っても値段は変わりません。

これが「保険診療」です。

しかし、予防接種は健康保険が効かない「自由診療」に分類され、価格設定は各病院で自由に行うと定められています。

予防接種の値段を決める要素は、製造メーカーや成分の違い、仕入れ価格、そして病院の報酬です。

成分の違いには防腐剤の有無があります。

防腐剤によってワクチンの保存期間は長くなりますが、微量の水銀を含む防腐剤もあるため、

防腐剤を含んでいないものの方がより安心できるでしょう。

 

ワクチンの製造原価は1回辺り350円です。

流通機関を経ることで仕入れ価格はおおむね1000円になり、ここに病院ごとの診療報酬が上乗せされることで

先述の2000~3000円といった値段になります。

 

 

病院選びのポイントは?

値段によって予防接種の効き目が変わるということはありませんが、

予防摂取の値段は総合病院など大きな病院の方が高い傾向にあります。

あえて高い値段設定をして予約の殺到を防ぐ意図もあるようです。

 

一方、安く提供して自分のところに来てもらおうと考える病院もあります。

自治体からの補助金によって値段が安くなる場合もあるため、自分が住んでいる地域にはどのような補助があるのかチェックしてみてください。

 

基本的にはどの病院を選んでもかまわないので、かかりつけの病院や自宅から通いやすいところを選ぶのが良いでしょう。

 

インフルエンザの流行は12月~3月とこれからピークを迎えます。

予防接種は11月~12月中旬までに済ませておくことが望ましいです。

インフルエンザを予防して、元気に冬をすごしましょう。


 

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