冬にかかりやすい感染症
赤ちゃんの体調チェックと予防対策を
冬にウイルス性の感染症が流行するのは、ウイルスは寒くて乾燥している環境を好み、感染力を高めるためです。
生後2〜3ヶ月までの赤ちゃんは、母体由来の免疫や母乳から移行する抗体があるので感染症を引き起こすのは稀ですが、
ママがかかったことのない病気には注意しましょう。
赤ちゃんの体調は不安定なのでこまめな体調チェックと日頃からの予防が大切。
また予防接種がある場合は、早めに接種しておくと、かかった場合の軽減にも。
気になる症状が現れたら自己判断せずに、かかりつけのお医者さんに受診しましょう。
38度以上の高熱が3〜5日続き、食欲もなくなるので、赤ちゃんは不機嫌に。
肺炎を併発することもあるので注意しましょう。
鼻水、鼻づまりから、次第に高熱や咳、ゼーゼーといった呼吸を引き起こします。
早産や低体重で生まれた赤ちゃんは、重症化することも。
代表的なのがロタウイルスとノロウイルス。
どちらも白色の下痢便や嘔吐を繰り返し、発熱することもありますが、通常1〜2日で完治。
赤ちゃんはまだうがいができないので、外から帰ったら濡れタオルで口の周りから顔全体と口の周りを
拭いてあげましょう。
大人がウイルスを家に持ち込まないためにも、帰宅後はうがいをして、
石鹸でしっかり手を洗いましょう。
赤ちゃんは身近においてあるものを口に入れたがるので、赤ちゃんが頻繁に触るものは、
清潔にしておきましょう。
インフルエンザワクチンは生後6ヶ月以降、ロタウイルスワクチンは生後2ヶ月以降から接種可能。
インフルエンザワクチンはピークを迎える12月までに接種をしましょう。
今回お話をお聞きしたのは
善方裕美先生
よしかた産婦人科・副医院長、産科医、
日本産婦人科学会認定医、日本女性医学会専門医
分娩、育児環境、更年期などを専門にし、かながわ母乳の会世話人など幅広く活動。
3人のお子さんを持つ現役ママ。
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冬の体温調節
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赤ちゃんの体調チェックと予防対策を
冬にウイルス性の感染症が流行するのは、ウイルスは寒くて乾燥している環境を好み、感染力を高めるためです。
生後2〜3ヶ月までの赤ちゃんは、母体由来の免疫や母乳から移行する抗体があるので感染症を引き起こすのは稀ですが、
ママがかかったことのない病気には注意しましょう。
赤ちゃんの体調は不安定なのでこまめな体調チェックと日頃からの予防が大切。
また予防接種がある場合は、早めに接種しておくと、かかった場合の軽減にも。
気になる症状が現れたら自己判断せずに、かかりつけのお医者さんに受診しましょう。
冬にかかりやすい感染症
インフルエンザ
38度以上の高熱が3〜5日続き、食欲もなくなるので、赤ちゃんは不機嫌に。
肺炎を併発することもあるので注意しましょう。
RSウイルス感染症(呼吸器感染症)
鼻水、鼻づまりから、次第に高熱や咳、ゼーゼーといった呼吸を引き起こします。
早産や低体重で生まれた赤ちゃんは、重症化することも。
ウイルス性胃腸炎
代表的なのがロタウイルスとノロウイルス。
どちらも白色の下痢便や嘔吐を繰り返し、発熱することもありますが、通常1〜2日で完治。
予防法は?
口や手を拭いてあげる
赤ちゃんはまだうがいができないので、外から帰ったら濡れタオルで口の周りから顔全体と口の周りを
拭いてあげましょう。
家族も手洗い&うがい
大人がウイルスを家に持ち込まないためにも、帰宅後はうがいをして、
石鹸でしっかり手を洗いましょう。
身の回りは清潔に
赤ちゃんは身近においてあるものを口に入れたがるので、赤ちゃんが頻繁に触るものは、
清潔にしておきましょう。
早めの予防接種を
インフルエンザワクチンは生後6ヶ月以降、ロタウイルスワクチンは生後2ヶ月以降から接種可能。
インフルエンザワクチンはピークを迎える12月までに接種をしましょう。
今回お話をお聞きしたのは
善方裕美先生
よしかた産婦人科・副医院長、産科医、
日本産婦人科学会認定医、日本女性医学会専門医
分娩、育児環境、更年期などを専門にし、かながわ母乳の会世話人など幅広く活動。
3人のお子さんを持つ現役ママ。
関連記事
RSウィルスって知っていますか?
冬の体温調節