「離乳食をあまり食べない」Hacchi先生の子育てお悩み相談室 Q13
Q13.もう1歳3か月になりましたが、離乳食(食べ物全般)をあまり食べずおっぱいばかりで困っています。口に入るものがお乳以外ではお薬だったせいか口をぐっと閉じて食べ物を口に入れることすらできなかったのですがようやくお味噌汁や赤ちゃんせんべい等は食べるようになりましたが、それでもほんのちょっぴりです。授乳も止めてしまったらどうやって栄養を摂るのだろう?と心配です。
A
はじめましてHacchiです。
お子さんは、お薬以外は口を閉じてしまう時期を経て、お味噌汁や赤ちゃんせんべいは食べるようになったのですね。
お薬は必要ではあれ、おっぱいとは違う異物のように感じたのかもしれませんね。
1歳3か月という時期は、あまり好きではないものや食べづらいものを食べないという特徴があります。
大事なことは、根気よくお子さんの食べる意欲を引き出しながら、咀嚼に合わせた食事を用意して進めていくことです。多少やせていても、元気に遊んでいるのなら、おそらく問題ないでしょう。
例えば、野菜や肉は、この時期は十分に咀嚼ができないので嫌がることが多いです。
野菜は、炒め煮、卵でとじる、シチューのようにとろみをつけるなどして食べやすくしてあげましょう。
肉は加熱すると硬くなりやすいので、とり肉そぼろや豆腐などのつなぎを多くして柔らかく調理してあげましょう。
タンパク質は、肉のほかに、魚、チーズなどの乳製品、豆腐や豆、卵から補えればいいですね。
よちよち歩きで探索したり、ママやパパとからだを使って遊んだりして、食事の時間はおなかがすいたと感じる状態で、食卓につけるようにしてあげましょう。ママやパパも一緒に食卓を囲んで団らんを楽しんだり、お子さんの口にあった大きさで食べやすく、手づかみできるようにして自分で食べられる工夫もしてみるとよいかもしれません。
いろいろ試して少しずつでも食べ物を口にして、それでもなお、母乳を欲しがるときは、しばらく母乳を与えていても大丈夫です。この時期におっぱいを飲むのは悪いことではありません。肉や魚をあまり食べてくれない子はミルクや牛乳で補わないと動物性蛋白質が不足してしまいます。
食事は、生きる意欲につながります。
お子さんにとって楽しみな時間にしたいですね。
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Makkin Corporation プランナー /関本 初子
公立保育園勤務10年の後、学童や子ども塾、認可外保育所、事業所内保育所、院内保育所等、数々の施設長を通じ、2000人余りの子どもたちとその両親の成長をサポート。その他、専門学校非常勤講師、保育士資格取得講座講師として、保育士の育成にも関わる。アドラー心理学 親と子のカウンセリング スマイルリーダーとして、「勇気づけの子育て支援」をベースとした、企画・実践に定評がある。
17/11/10
17/05/15
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Q13.もう1歳3か月になりましたが、離乳食(食べ物全般)をあまり食べずおっぱいばかりで困っています。口に入るものがお乳以外ではお薬だったせいか口をぐっと閉じて食べ物を口に入れることすらできなかったのですがようやくお味噌汁や赤ちゃんせんべい等は食べるようになりましたが、それでもほんのちょっぴりです。授乳も止めてしまったらどうやって栄養を摂るのだろう?と心配です。
A
はじめましてHacchiです。
お子さんは、お薬以外は口を閉じてしまう時期を経て、お味噌汁や赤ちゃんせんべいは食べるようになったのですね。
お薬は必要ではあれ、おっぱいとは違う異物のように感じたのかもしれませんね。
1歳3か月という時期は、あまり好きではないものや食べづらいものを食べないという特徴があります。
大事なことは、根気よくお子さんの食べる意欲を引き出しながら、咀嚼に合わせた食事を用意して進めていくことです。多少やせていても、元気に遊んでいるのなら、おそらく問題ないでしょう。
例えば、野菜や肉は、この時期は十分に咀嚼ができないので嫌がることが多いです。
野菜は、炒め煮、卵でとじる、シチューのようにとろみをつけるなどして食べやすくしてあげましょう。
肉は加熱すると硬くなりやすいので、とり肉そぼろや豆腐などのつなぎを多くして柔らかく調理してあげましょう。
タンパク質は、肉のほかに、魚、チーズなどの乳製品、豆腐や豆、卵から補えればいいですね。
よちよち歩きで探索したり、ママやパパとからだを使って遊んだりして、食事の時間はおなかがすいたと感じる状態で、食卓につけるようにしてあげましょう。ママやパパも一緒に食卓を囲んで団らんを楽しんだり、お子さんの口にあった大きさで食べやすく、手づかみできるようにして自分で食べられる工夫もしてみるとよいかもしれません。
いろいろ試して少しずつでも食べ物を口にして、それでもなお、母乳を欲しがるときは、しばらく母乳を与えていても大丈夫です。この時期におっぱいを飲むのは悪いことではありません。肉や魚をあまり食べてくれない子はミルクや牛乳で補わないと動物性蛋白質が不足してしまいます。
食事は、生きる意欲につながります。
お子さんにとって楽しみな時間にしたいですね。
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Makkin Corporation プランナー /関本 初子
公立保育園勤務10年の後、学童や子ども塾、認可外保育所、事業所内保育所、院内保育所等、数々の施設長を通じ、2000人余りの子どもたちとその両親の成長をサポート。その他、専門学校非常勤講師、保育士資格取得講座講師として、保育士の育成にも関わる。アドラー心理学 親と子のカウンセリング スマイルリーダーとして、「勇気づけの子育て支援」をベースとした、企画・実践に定評がある。