おっぱいの悩み Q&A
母乳で育てたいママ、母乳トラブルで悩んでるママから寄せられた質問に、おっぱい先生として有名な「桶谷式母乳育児相談室」の武田一子先生に答えて頂きました。
A 乳房の大きさや形と母乳が出る出ないというのはあまり関係がありません。
おっぱいはお乳を貯める倉庫ではなく、作る工場です。ですから大きさや形はあまり関係がありません。いいおっぱいは、つきたてのお餅のようにやわらかく、かたいおっぱいは赤ちゃんが吸てつしにくいこともあり、出にくいことが多いのです。大切なのは赤ちゃんに吸ってもらうこと。その刺激がホルモンを分泌させ、お乳を作るメカニズムだからです。
A 出産後三日間が勝負。初回授乳は、乳房から直接母乳を与えることが大事です。
出産後三日間くらいは、おっぱいはやわらかい状態です。なので、赤ちゃんの吸てつ本能も手伝って、ほとんどの赤ちゃんが吸いついてくれるでしょう。量的にもそんなに必要ではないので、根気よく吸わせることが十分な母乳を出すことにつながります。この最初のときに、哺乳瓶や乳首保護器を使うとラクに吸えることに慣れてしまい、直母がむずかしくなることもあります。
A やわらかいおっぱいにするのは専門家に相談するのがオススメ
かたくて痛みのあるときは、自己流でもむのはやめましょう。間違ったやり方で、乳腺炎になってしまうこともあるので専門家にやってもらうのが良いでしょう。乳首(乳頸部分)を伸ばすマッサージは自宅でできます。分泌が悪いときは、お風呂上りなどに、乳頸部を二指ではさみ、やわらかくなるように伸ばしてください。
A 悪化すると部分が腫れて痛みが強くなるので早めに相談しましょう。
乳腺炎には、細菌性乳腺炎とうっ滞性乳腺炎があります。よくみられるのが乳房の中に乳汁が溜まり成分が腐敗して炎症を起こす「うっ滞性乳腺炎」です。乳腺炎の主な原因は、飲み残した乳汁が徐々に溜まってしまうこと。少しつまったかなと感じたら(初期段階)赤ちゃんにおっぱいをしっかり飲ませましょう。そうすることで乳栓が抜け、回復することもあります。
A 我流のマッサージは乳房を傷めることがあるので専門家に頼りましょう。
おっぱいの形がひとり一人違うように、おっぱいの出方にも個人差があります。授乳や搾乳の仕方で、必要以上に出てしまうこともありますが、出すぎるからといって、搾乳で搾り取ってしまうと、ますます乳が作られてしまうのでおすすめできません。ご家庭で、冷湿布を試してみましょう。冷やしたタオルをおっぱいに当てると、張りも治まってくるでしょう。痛くなったら産婦人科に相談を。
A 規則正しい授乳がちゃんとでいていますか?
乳栓(石灰のような脂肪のかたまり)ができたり、おっぱいを出してから時間が経ち過ぎると、古くなった乳がヨーグルト状になり詰まりやすくなります。一番大事なのは、規則正しい授乳で、常に新鮮な乳を赤ちゃんに飲ませること。また、高カロリーや高脂肪食の採り過ぎもよくありません。和食中心の栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
桶谷式母乳育児相談室(桶谷式乳房管理法研鑽会)
「おっぱいがでない」「おっぱいが痛い」「赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれない」「ちゃんとおっぱいが出ているか不安」という悩みを抱えたママたちに、乳房の基底部(乳腺体の後面)の伸展性をよくしておっぱいをスムースに出す、独自の「痛くないマッサージ」を行う桶谷式母乳育児相談室。
乳房マッサージや授乳指導援助、搾乳指導援助なども行っています。
桶谷母乳育児相談室は、母乳育児を応援しています!母乳マッサージやおっぱいトラブルに関する悩みなど、 まずは小さなことでも相談してみてください。
17/11/10
17/05/15
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母乳で育てたいママ、母乳トラブルで悩んでるママから寄せられた質問に、おっぱい先生として有名な「桶谷式母乳育児相談室」の武田一子先生に答えて頂きました。
Q 母乳が出ないのおっぱいが小さいからですか?
A 乳房の大きさや形と母乳が出る出ないというのはあまり関係がありません。
おっぱいはお乳を貯める倉庫ではなく、作る工場です。ですから大きさや形はあまり関係がありません。いいおっぱいは、つきたてのお餅のようにやわらかく、かたいおっぱいは赤ちゃんが吸てつしにくいこともあり、出にくいことが多いのです。大切なのは赤ちゃんに吸ってもらうこと。その刺激がホルモンを分泌させ、お乳を作るメカニズムだからです。
Q 十分な母乳を出すために何をするのが良いでしょう?
A 出産後三日間が勝負。初回授乳は、乳房から直接母乳を与えることが大事です。
出産後三日間くらいは、おっぱいはやわらかい状態です。なので、赤ちゃんの吸てつ本能も手伝って、ほとんどの赤ちゃんが吸いついてくれるでしょう。量的にもそんなに必要ではないので、根気よく吸わせることが十分な母乳を出すことにつながります。この最初のときに、哺乳瓶や乳首保護器を使うとラクに吸えることに慣れてしまい、直母がむずかしくなることもあります。
Q 痛くないマッサージ法を教えて下さい。
A やわらかいおっぱいにするのは専門家に相談するのがオススメ
かたくて痛みのあるときは、自己流でもむのはやめましょう。間違ったやり方で、乳腺炎になってしまうこともあるので専門家にやってもらうのが良いでしょう。乳首(乳頸部分)を伸ばすマッサージは自宅でできます。分泌が悪いときは、お風呂上りなどに、乳頸部を二指ではさみ、やわらかくなるように伸ばしてください。
Q 乳腺炎でおっぱいをあげるのが痛くてつらいです。どうしたらいいですか。
A 悪化すると部分が腫れて痛みが強くなるので早めに相談しましょう。
乳腺炎には、細菌性乳腺炎とうっ滞性乳腺炎があります。よくみられるのが乳房の中に乳汁が溜まり成分が腐敗して炎症を起こす「うっ滞性乳腺炎」です。乳腺炎の主な原因は、飲み残した乳汁が徐々に溜まってしまうこと。少しつまったかなと感じたら(初期段階)赤ちゃんにおっぱいをしっかり飲ませましょう。そうすることで乳栓が抜け、回復することもあります。
Q おっぱいがよく出すぎて張って痛いのですがマッサージでよくなりますか?
A 我流のマッサージは乳房を傷めることがあるので専門家に頼りましょう。
おっぱいの形がひとり一人違うように、おっぱいの出方にも個人差があります。授乳や搾乳の仕方で、必要以上に出てしまうこともありますが、出すぎるからといって、搾乳で搾り取ってしまうと、ますます乳が作られてしまうのでおすすめできません。ご家庭で、冷湿布を試してみましょう。冷やしたタオルをおっぱいに当てると、張りも治まってくるでしょう。痛くなったら産婦人科に相談を。
Q おっぱいが詰まるみたいですが・・・どうしてですか?
A 規則正しい授乳がちゃんとでいていますか?
乳栓(石灰のような脂肪のかたまり)ができたり、おっぱいを出してから時間が経ち過ぎると、古くなった乳がヨーグルト状になり詰まりやすくなります。一番大事なのは、規則正しい授乳で、常に新鮮な乳を赤ちゃんに飲ませること。また、高カロリーや高脂肪食の採り過ぎもよくありません。和食中心の栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
桶谷式母乳育児相談室(桶谷式乳房管理法研鑽会)
「おっぱいがでない」「おっぱいが痛い」「赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれない」「ちゃんとおっぱいが出ているか不安」という悩みを抱えたママたちに、乳房の基底部(乳腺体の後面)の伸展性をよくしておっぱいをスムースに出す、独自の「痛くないマッサージ」を行う桶谷式母乳育児相談室。
乳房マッサージや授乳指導援助、搾乳指導援助なども行っています。
桶谷母乳育児相談室は、母乳育児を応援しています!
母乳マッサージやおっぱいトラブルに関する悩みなど、 まずは小さなことでも相談してみてください。