感染症について
これからの季節、温度が下がって空気が乾燥してくると、風邪だけでなくインフルエンザやウイルス性の胃腸炎など、さまざまな感染症が流行ります。新生児 (生後4週間のころ)が風邪をひくことは稀ですが、3ヵ月ごろになると母体由来の免疫が少なくなってくるので、予防方法はもちろん感染症の症状の見極め方 などを知って、寒い冬に備えましょう。
感染症の症状とは
下痢や嘔吐の他に、ほ乳力が低下するなど、胃腸に症状がでます。脱水症状にならないように水分をしっかり補給しましょう。水分を摂れなくなったら迷わず医療機関で受診してください。
鼻に炎症があると、鼻涙管を通じて目やになどの症状が現れます。黄色い目やにがこびりついていたら要注意です。また、 お腹などの体幹や手足、口の中などに気になる発疹があれば、他の症状との関連を見ることが大切です。
顔が赤い、瞳が潤んでいる、呼吸が速い、などで見極めます。具合が悪いかどうかは体温だけでなく、機嫌がポイント。たとえ平熱でも、ぐずったり泣いたり機嫌が悪い場合は、その後に熱が上がることが多いので注意が必要です。
赤ちゃんは大人に比べて抵抗力が弱く、家族から感染することも多いので、家族が家にウイルスを持ち込まないように注意することも大切。うがいや手洗いなど、家族みんなで予防を心がけましょう。
部屋の温度は20~22℃前後が目安ですが、密閉された部屋で暖房を使い続けると、空気が汚れてしまいます。窓を開けてきれいな空気を循環させるなど、ひんぱんに換気をしましょう。
抱っこや授乳のときなど、赤ちゃんの顔や体に触れて、こまめに体調をチェックしましょう。いつもより少し体温が高いなと感じても、機嫌が良く、ミルクをよく飲んでいるようならまず大丈夫。
たいていのウイルスは、高温と湿気に弱いので、暖かい部屋で適度に加湿して、赤ちゃんのお部屋環境に気を使いましょう。室内に洗濯物を干すだけで加湿器の代わりにもなります。
イラスト:大迫緑
今回お話をお聞きしたのは
矢島床子先生
母と子のサロン矢島助産院 院長兼助産師
23年間にとりあげた赤ちゃんの数は4000人以上。心と身体で感じる健康的なお産のサポートをおこなっています。
17/11/10
17/05/15
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これからの季節、温度が下がって空気が乾燥してくると、風邪だけでなくインフルエンザやウイルス性の胃腸炎など、さまざまな感染症が流行ります。新生児 (生後4週間のころ)が風邪をひくことは稀ですが、3ヵ月ごろになると母体由来の免疫が少なくなってくるので、予防方法はもちろん感染症の症状の見極め方 などを知って、寒い冬に備えましょう。
感染症の症状とは
下痢や嘔吐の他に、ほ乳力が低下するなど、胃腸に症状がでます。脱水症状にならないように水分をしっかり補給しましょう。水分を摂れなくなったら迷わず医療機関で受診してください。
鼻に炎症があると、鼻涙管を通じて目やになどの症状が現れます。黄色い目やにがこびりついていたら要注意です。また、 お腹などの体幹や手足、口の中などに気になる発疹があれば、他の症状との関連を見ることが大切です。
顔が赤い、瞳が潤んでいる、呼吸が速い、などで見極めます。具合が悪いかどうかは体温だけでなく、機嫌がポイント。たとえ平熱でも、ぐずったり泣いたり機嫌が悪い場合は、その後に熱が上がることが多いので注意が必要です。
赤ちゃんは大人に比べて抵抗力が弱く、家族から感染することも多いので、家族が家にウイルスを持ち込まないように注意することも大切。うがいや手洗いなど、家族みんなで予防を心がけましょう。
部屋の温度は20~22℃前後が目安ですが、密閉された部屋で暖房を使い続けると、空気が汚れてしまいます。窓を開けてきれいな空気を循環させるなど、ひんぱんに換気をしましょう。
抱っこや授乳のときなど、赤ちゃんの顔や体に触れて、こまめに体調をチェックしましょう。いつもより少し体温が高いなと感じても、機嫌が良く、ミルクをよく飲んでいるようならまず大丈夫。
たいていのウイルスは、高温と湿気に弱いので、暖かい部屋で適度に加湿して、赤ちゃんのお部屋環境に気を使いましょう。室内に洗濯物を干すだけで加湿器の代わりにもなります。
イラスト:大迫緑
今回お話をお聞きしたのは
矢島床子先生
母と子のサロン矢島助産院 院長兼助産師
23年間にとりあげた赤ちゃんの数は4000人以上。心と身体で感じる健康的なお産のサポートをおこなっています。