環境教育で世界のリーダーシップをとる人材に

株式会社 ニコ・ワークス

環境教育で世界のリーダーシップをとる人材に

2013/11/04 環境教育で世界のリーダーシップをとる人材に

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東京の閑静な住宅地にある「下北沢ガーデンヒルズ モンテッソーリ子どもの家」。ここには1~6歳までの多国籍の子どもたちが通い、日本語と英語で保育が行なわれています。 白い門を進むとちょうどいい広さの庭があり、花壇、草木、砂場、プレイハウス、ウッドテラスと、起伏にとんだ造りになっています。 「いろんな場所で異なる五感を使えるようにしました。子どもたちは裸足で芝生や砂、石、苔、土の触覚を味わって感じます。

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自然と感覚教具に触れることで五感が最大限に研かれますから」と話してくださったのは、主宰の面田先生です。 モンテッソーリ教育とは、19世紀、イタリアの女医マリア・モンテッソーリによって確立された「自主性、敏感期に注がれる吸収する心、社会性、個の人格形成」を育む教育法です。
とくに生後~6歳頃を「敏感期」と名付け、感覚を使って感性や感受性を環境から学ぶ時期としています。さらに、異なる年齢の子が一緒に遊ぶことで、相互関係について学び、社会性を培っています。
「1歳の子が、つたい歩きでお兄さんたちの遊びに首を突っ込むの。同時に、上の子は下の子の指導を行い優しさを身につけ、お互いにコミュニケートしているんです」。
ユニークなのはiPadなども遊び道具のひとつという点です。 「2歳4ヵ月の男の子が、ウルトラマンを見たくて4時間ipadを使ってたの。お母さんは困っていたけど、この集中力と、好きなものを追う自主性を褒めなくっちゃ。iPadなどは、環境からは得られない知識を得るためのツールなんです」。
面田先生は、「ゆとりでもなく詰め込みでもない、独創教育。一人でするのを手伝って」というモンテッソーリの教育目的に、『世界でリーダーシップのとれる人材に育てる』という現代らしさをプラスしています。
「おたより帳はパスポートと名付け、毎朝世界の国旗のシールを貼り、地球儀でその国を確認します。わからなければiPadで検索。子どもの興味と知識は、幼児期に得た五感でさらに研かれ、感性豊かな論理的知性として無限に広がります。そして将来、世界中の国の生活、言語、人口、文化、食べ物など、地球全体を考える人になるようにと願っています」。

面田伊佐子

AMI国際モンテッソーリ協会会員
大阪樟蔭女子大学卒業。5年間教職に付く。その後モンテソーリ教育法を研究。15年間モンテッソーリ教育研究所を運営する。
2002年よりITビジネスに着手。複数の事業で成功を収める。
2011年モンテッソーリ教育法に、世界で通用するビジネス感覚を身につける独創的な教育をプラスし、「下北沢ガーデンヒルズ モンテッソーリ子どもの家」を開園。

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