夫婦間でしつけや教育の方針が違う場合は、どうしたら良いの?

株式会社 ニコ・ワークス

夫婦間でしつけや教育の方針が違う場合は、どうしたら良いの?

2015/03/03 夫婦間でしつけや教育の方針が違う場合は、どうしたら良いの?

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子どもがいる夫婦ですと、教育方針の違いでぶつかり合ってしまうことってありますよね。

子育て論でヒートアップするうちに夫婦仲がどんどん険悪になり、最悪離婚に発展してしまう、なんてことも。

では、夫婦間で子育て観が違う場合、どうしたらいいのでしょうか。

 

育児方針は違って当然、と受け止めよう 

パパはいつも子どもに厳しく、ママはいつも子どもをかばう、なんてケースは多いはず。

パパが子どもに甘くママは厳しいという逆パターンもあります。

どちらにしても、夫婦間でしつけや教育方針に違いが出るというのは実はとても自然なこと。

なぜならママの生まれ育った環境と、パパの生まれ育った環境は違うから。

もちろん夫婦では性格や考え方だって違うものですから、育児方針も違っていて当たり前。

逆に、育児方針が完全に一致するなんて夫婦は相当なレアケースです。

 

「こうあるべき」という固定観念を捨てよう

「理想の子育て」観がある人ほど、子育てで悩んでしまいがち。

母親は子どもにこう接するべき、父親はこうあるべき、という固定観念に縛られているのかもしれません。

「自分がこう育ったから、自分と同じ経験をさせてあげたい」という思いもあるでしょう。

でも、そればかりにこだわりすぎて視野が狭くなってしまうのは考えもの。

まず、「パートナーの子育て観は間違っている!私が正しい!」という固定観念は捨てましょう。

パパかママ、どちらかの子育て論に片寄るよりも、バランスをとって接したほうがうまくいきます。

 

「家庭」は社会経験の第一歩

いろいろな考え方の人と接する経験は、子どもにとってとても大切。

今後成長するにつれて、意見の合わない人や厳しい人と出会うこともあるでしょう。

子どもは、自分と考え方の違う人間とどうコミュニケーションをとるかという「生きる力」を学んでいく必要があります。

だから、家庭内の子育ての方針が違うことでパパとママでうまく役割を分担し、子どもに大切なことを教えることができているのかもしれません。

 

子どもを大切に思う気持ちは一緒

パパもママも、子どもを大切に想う気持ちは同じ。

「子どもに幸せになってほしい」という大前提は一緒だけど、その方法が違っているだけなんです。

目先の教育でなく、我が子がどんな人になってほしいのか、どんなふうに教育していきたいのかという未来を見据えることが重要です。

どこを目指すのかを踏まえた上で、パパとママでしっかりと話し合いをして、上手にバランスを取っていきましょう。

そして、もし子どもが自分の意見や考え方を伝えられる年齢ならば、子どもの意見も尊重するように気をつけていきましょう。

教育方針の違いは、パパとママで柔軟に話し合い、うまくバランスをとりたいものです。

「こうあるべき!」という固定観念を捨てて、子どもの未来のために協力して子育てをしていけると良いですね。


 

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