気になる赤ちゃんの咳、実は見分け方があるんです
咳というのは、喉や気管、肺などに異物が入ったときに、体がタンと一緒に異物を外に出そうとして起きる反応です。
風邪やその他の感染症により咳が出る場合もありますが、赤ちゃんは気管支などの発達が未熟なので、ミルクやほこりなどが喉に入ったり、気温が変化しただけでも咳をします。
赤ちゃんが咳をしたら、咳の状態と赤ちゃんの様子、その他の症状をよく観察することが大切です。
元気で食欲があるようなら、呼吸がラクになるようにケアをして、しばらく様子を見ましょう。
手のひら全体を使って背中をさすったり、トントンと軽くタッピングしましょう。
たて抱きにすると呼吸がラクになり、タンも出やすくなります。
水分補給は忘れずに。
ミルクでも湯冷ましでも、普段飲み慣れているもので喉をうるおして。
メンソール系のスースーするクリームを胸元などに塗ると、呼吸がラクになり、気分もスッキリします。
お部屋はまめに換気して空気を入れ替えましょう。
空気が乾燥していると咳が出やすいので、適度に加湿して。
横になるときは上体を高くすると◎。
タオルや座布団などを頭から背中にかけて敷きます。
「コンコン」乾いた咳→おうちで様子見
タンのからまない咳。睡眠が取れていて、食欲、元気があれば、様子を見ていてOK。
いつもより食欲がなく、なんとなく元気がない。
睡眠もあまり取れないようであれば、受診しましょう。
咳き込みが激しく激しく呼吸が苦しそう。ぐったりしている。
泣き方に元気がない。顔色が悪いなどの場合はすぐに病院へ。
今回お話をお聞きしたのは…
金子光延先生
川崎市かねこクリニック院長
産業医科大学病院小児科・国立中津病院小児科・聖マリア病院新生児科等で勤務。静岡赤十字病院小児科前副部長。
医学博士。専門:小児科・新生児感染症 母子保健 公衆衛生
http://www10.plala.or.jp/clinicmk
17/11/10
17/05/15
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赤ちゃんはちょっとのことで咳をします
咳というのは、喉や気管、肺などに異物が入ったときに、体がタンと一緒に異物を外に出そうとして起きる反応です。
風邪やその他の感染症により咳が出る場合もありますが、赤ちゃんは気管支などの発達が未熟なので、ミルクやほこりなどが喉に入ったり、気温が変化しただけでも咳をします。
赤ちゃんが咳をしたら、咳の状態と赤ちゃんの様子、その他の症状をよく観察することが大切です。
元気で食欲があるようなら、呼吸がラクになるようにケアをして、しばらく様子を見ましょう。
赤ちゃんが咳き込んだら
背中をトントン
手のひら全体を使って背中をさすったり、トントンと軽くタッピングしましょう。
たて抱っこ
たて抱きにすると呼吸がラクになり、タンも出やすくなります。
水分はこまめにとって
水分補給は忘れずに。
ミルクでも湯冷ましでも、普段飲み慣れているもので喉をうるおして。
メンソール系クリームを胸に塗る
メンソール系のスースーするクリームを胸元などに塗ると、呼吸がラクになり、気分もスッキリします。
お部屋の換気と湿度の調整
お部屋はまめに換気して空気を入れ替えましょう。
空気が乾燥していると咳が出やすいので、適度に加湿して。
上体を高くして寝かせる
横になるときは上体を高くすると◎。
タオルや座布団などを頭から背中にかけて敷きます。
心配な咳の見分け方
「コンコン」乾いた咳→おうちで様子見
タンのからまない咳。睡眠が取れていて、食欲、元気があれば、様子を見ていてOK。
「ゴホゴホ」タンのからんだ咳→元気がなければ受診
いつもより食欲がなく、なんとなく元気がない。
睡眠もあまり取れないようであれば、受診しましょう。
「ケンケン」「ヒーヒー」苦しそうな咳→すぐに受診
咳き込みが激しく激しく呼吸が苦しそう。ぐったりしている。
泣き方に元気がない。顔色が悪いなどの場合はすぐに病院へ。
今回お話をお聞きしたのは…
金子光延先生
川崎市かねこクリニック院長
産業医科大学病院小児科・国立中津病院小児科・聖マリア病院新生児科等で勤務。静岡赤十字病院小児科前副部長。
医学博士。専門:小児科・新生児感染症 母子保健 公衆衛生
http://www10.plala.or.jp/clinicmk