男の子の育て方 女の子の育て方(2/3)

株式会社 ニコ・ワークス

男の子の育て方 女の子の育て方(2/3)

2017/01/01 男の子の育て方 女の子の育て方(2/3)

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男の子の育て方・女の子の育て方(1/3)

 

男の子の育て方・女の子の育て方(3/3)

 

 

0~6歳の乳幼児期はベタベタ&ラブラブ期

0~6歳(乳幼児期)は心の土台づくりとなる最も重要な時期です。

人生における基本的な考え方や安心感、信頼感などを育てていく時期。毎日、だっこしたりくっついたり、キスしたりして「ぼくは、わたしは、愛されているんだ!」と安心感を与えましょう。

 

>ベビコ読者の子育てで知りたいことベスト5に入るのが「しつけ」です。

どうやってしつけたらいいのかわからない、という声が上がりますね。

諸富:そこが間違えているんです!

しつけばかりを優先してガミガミ叱っても子どもには響きません。

子どもが40歳50歳のときに響くのが、本当のしつけだと思います。

大事なのは、何があっても粘れる、「私は大丈夫!」という感覚をどれだけ植え付けられるかどうかです。

 

>ガミガミいうのではなく、「ほめて育てる」ほうがいいですか?

諸富:それも違うんです。「ほめて育てる」のは行動主義の心理学。「ともによろこんで育てる」のは、今流行っているアドラー心理学です。

「ほめて育てる」というのは、「ほめるしかる」上から目線のもの。これをすると、親からほめられるために何かする、叱られないために何かするという子になってしまいます。

たとえば、親が見ているときにがんばって部屋を片付けたり勉強したりするけども、みていなかったら怠けるという子になりやすいわけです。

そして、アドラー心理学というのは、自己責任を重んじるもの。

「◯◯してくれて嬉しい、ありがとうね」とか「◯◯できていると思うよ。次も◯◯できるよね」といった、信頼と期待を前提とした言葉がけです。

 

>「ともに喜んで育てる」の言葉がけのほうが嬉しくなってきますね。

諸富:でしょ。信頼され期待された子は、信頼され期待に答える大人になります。「ともに喜んで育てる」というのは、勇気づけの子育て。

ほめるよりも勇気づけが大事だと思います。

 

>頭ではわかっていても、つい上から目線で叱ってしまいそうになります。

諸富:感情的になって怒っていると、子どもは「ママは、いまイヤイヤしているから、関わりたくないな」と思われるだけです。

カウンセリングルームをやっていても、ママからこうしなさいと叱られたから、ぼくは今日こうする、という子なんてほとんどいません。

叱られて来る子どもはみんな、「ママ昨日ね、機嫌がとってもわるかったんだ」って言います。

叱られてるんじゃなくて、機嫌が悪くなったと捉えられているんです。

そして、「機嫌がわるいから一緒にいたくないな」「嫌だな」って子どもが思うのは、正しいことです。

 

>ママのイラつく気持ちを収める方法はありますか?

諸富:本当にそうですよね。わかります。

もし、その場で子どもに感情的になりそうになってしまったときは、ストレスを発散させて、子どもにはいつも笑顔を向け、幸せそうなママでいることが大事。子どもと向かい合っているときは、1時間に1ぺんくらいは気分転換をする必要があります。

イラっときたら、10秒くらいストレス発散してそれですぐに戻ってくる。これをくり返しながらやるとストレスは溜まりにくくなります。

 

>子育てにはストレス発散が不可欠ですね。

諸富:子育ての基本は、ママが幸せいっぱいの気持ちで、赤ちゃんにこの上なく多くの愛情を伝えることです。

これ以上大事なことはありません。

 

 

短時間でストレスを発散させる方法

・トイレに行き深呼吸などをして気分を落ち着かせる

・クッションなどをパンチする

・小さい声でいいので叫ぶ

・紙をちぎる/黙々とちぎるとけっこう気分が変わる

・アロマをたく/小さいお子さんを持っているお母さんの必須アイテム

 

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