妊娠中・産後に痔になってしまう人が続出!!
痔とは肛門の疾患で、排便時に肛門が痛む、出血がある、こぶができるなどが主な症状です。
妊娠中は、肛門の周りがうっ血したり、便秘がちになり、痔になりやすくなります。
産後は、出産時のいきみなどが原因になることも。
妊娠・出産による影響でどうしても痔ができやすくなるのですが、
ほうっておくと悪化させてしまうので、「痔かな?」と思ったらしっかりケアをしましょう。
そして、便秘を解消することも大切です。
出産時のいきみと、赤ちゃんの頭が直腸と肛門を圧迫して出てくることで「脱肛」になることがあります。
産後は、会陰の痛みや違和感からトイレでいきめない、安静にしているため腸の動きが活発にならない、授乳で体内の水分が奪われる、育児に追われてトイレのタイミングを逃す、などが重なり便秘気味に。これが痔につながります。
妊娠中は、大きくなった子宮に圧迫され、肛門や直腸あたりの血液の循環が悪くなり、うっ血して痔になります。
また、子宮の圧迫と ホルモンの影響で、腸の動きが悪くなって便秘がちになり、無理にいきむことで、さらにうっ血させて「イボ痔」になったり、硬い便で肛門の周りの粘膜を傷つけて「切れ痔」になることも。
便秘がひどくなると痔をこじらせるので、きちんとした食生活、適度な運動で便秘を解消しましょう。
お風呂で下半身をよく温め、人差し指と中指でチョキチョキして、肛門の周りをやさしくマッサージ。
円座クッションを使用して腰かけると楽に座れます。
バスタオルをねじって輪っかにしたものでもOK。
セルフケアだけでは解消しない場合、医師に相談して、軟膏や座薬を処方してもらいましょう。
排便後は温水洗浄便座などで清潔を保ち、お風呂では肛門周りをよく洗いましょう。
今回お話をお聞きしたのは
矢島床子先生
17/11/10
17/05/15
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妊娠中・産後に痔になってしまう人は全体の半分以上!!
痔とは肛門の疾患で、排便時に肛門が痛む、出血がある、こぶができるなどが主な症状です。
妊娠中は、肛門の周りがうっ血したり、便秘がちになり、痔になりやすくなります。
産後は、出産時のいきみなどが原因になることも。
妊娠・出産による影響でどうしても痔ができやすくなるのですが、
ほうっておくと悪化させてしまうので、「痔かな?」と思ったらしっかりケアをしましょう。
そして、便秘を解消することも大切です。
妊娠中・産後の痔の原因は?
ー産後ー 出産時のダメージで「脱肛」に
出産時のいきみと、赤ちゃんの頭が直腸と肛門を圧迫して出てくることで「脱肛」になることがあります。
産後は、会陰の痛みや違和感からトイレでいきめない、安静にしているため腸の動きが活発にならない、授乳で体内の水分が奪われる、育児に追われてトイレのタイミングを逃す、などが重なり便秘気味に。これが痔につながります。
ー妊娠中ー うっ血して「イボ痔」に
妊娠中は、大きくなった子宮に圧迫され、肛門や直腸あたりの血液の循環が悪くなり、うっ血して痔になります。
また、子宮の圧迫と ホルモンの影響で、腸の動きが悪くなって便秘がちになり、無理にいきむことで、さらにうっ血させて「イボ痔」になったり、硬い便で肛門の周りの粘膜を傷つけて「切れ痔」になることも。
もし、痔になってしまったら
便秘を解消する
便秘がひどくなると痔をこじらせるので、きちんとした食生活、適度な運動で便秘を解消しましょう。
肛門周りの血行をよくする
お風呂で下半身をよく温め、人差し指と中指でチョキチョキして、肛門の周りをやさしくマッサージ。
円座クッションでおしりの負担を減らす
円座クッションを使用して腰かけると楽に座れます。
バスタオルをねじって輪っかにしたものでもOK。
医師に相談する
セルフケアだけでは解消しない場合、医師に相談して、軟膏や座薬を処方してもらいましょう。
おしりを清潔に保つ
排便後は温水洗浄便座などで清潔を保ち、お風呂では肛門周りをよく洗いましょう。
今回お話をお聞きしたのは
矢島床子先生