木のおもちゃにはメリットがたくさん？ 木のおもちゃがいい理由

「赤ちゃんにはどんなおもちゃを与えたらいいの？」と悩むお母さんも珍しくありません。

昔から木のおもちゃが子どもに良いと言われていますね。それはなぜでしょうか？

長年愛されている「木のおもちゃ」のメリットについてご紹介します。

 

 

 

長持ちする

木材はプラスチック製のものに比べ耐久性が良くとても長持ちします。

また、時間が経つほど木材は味わい深くなりますので、親子2代に渡って楽しむこともできます。

傷や汚れがついたり落書きをしたとしても、それも味わいの1つに変わっていくはずですよ。

 

 

口にいれても安全

子どもはなんでも口に入れてしまうので、目を離したすきにおもちゃを口に含んでいた、なんてことも多いです。

木のおもちゃの場合、自然のもので作られていますから、人体に有害な成分は含まれておりません。

塗料が塗られていて心配という方もいるかもしれませんが、

木製のおもちゃにはほとんどの場合で舐めても安全なものが使われています。

 

色落ちをするのは、色止めのために有害な物質を使っていないためです。

木製のおもちゃで安全基準をクリアしたものには、EU加盟国の安全基準を満たしたときに与えられる「CE」や、

日本玩具協会が定めた基準を満たしたものにつく「ST」などのマークがついていますから、

それを基準に選んでみてはいかがでしょうか。

 

 

適度な重みが手先の訓練に

まだ物をつかむことに慣れていない子どもには、指先と手の訓練が必要です。

それには木材の適度な重さが非常に効果的です。

例えば、コマ遊びは指に掛かる重さや手を離すタイミングなど、繊細で複雑なコントロールを身につけることができます。

また、木の重さは大きさによって比例しやすいので、遊びながら重さを測る能力を鍛えることもできますよ。

 

 

材質に温かみを感じる

木製の製品には大人であっても安心を感じますよね。

子どもも同じように本能的に安心感を得ています。

また、木のおもちゃには、他の素材のおもちゃと比べて熱が伝わりにくいという特性があります。

よく「木のおもちゃには温かみがある」と言われるのはそのためです。

木のおもちゃは肌触りが良く安心感を得られるため、1つのおもちゃでも飽きることなく長く遊ぶことができます。

そのため集中力をアップさせるのにも有効だと言われています。

 

 

シンプルゆえに想像力と創造力が養われる

木のおもちゃには積木のようにシンプルなものが多く、説明書がなくてもすぐに遊べるものばかりです。

積木の場合、最初は積み上げたり並べるだけですが、やがて形の異なる積木から「家」「車」「電車」など、

意味のある物や形を作る遊びへと発展します。

 

また、単体の形や色から物を想像する力も養われます。

例えば、丸い積木をボールや卵、薬などというように1つのものから多様な使い方をします。

さらに他の物を組み合わせることで、ひとつの「ごっこ」を成立させるのです。

想像力を働かせて形の異なるものを組み合わせながら一つのものを作るという行為は、

脳に刺激を与えて想像力や創造力だけでなく表現力も身についてくるのです。

 

木のおもちゃは、シンプルでありながら子どもに良い刺激をたくさん与えてくれます。

形や色、手に持った感触だけでなく、音で遊ぶなど人間の感覚をフルに活用しているのです。

家に木のおもちゃを用意して子どもの可能性をひろげていきましょう。