【親による兄弟差別】子どもは平等に愛せない!?
あなたに兄弟がいた場合、親は兄弟を平等に愛してくれましたか?
あなたに子どもが二人以上いる場合、平等に接することができているでしょうか?
兄弟間のひいきや差別について考えてみましょう。
親に「兄弟差別」をされていると感じている子どもは少なくありません。
「小さい頃から、弟ばかりひいきされて育てられた」
「お姉ちゃんばっかりなんでも買ってもらえる、大切にされている」
「兄である自分には『頑張って当然』という態度、妹のことばかり褒める」
ほかにも色々なパターンがあるかと思います。
兄弟姉妹は、年齢も性格も好み容姿も能力も違っているもの。
それぞれ違う子どもを、親としては子どもたちを平等に愛しているつもり。
でも、子どもはそうは受け取っていない、ということも多くあるのです。
旧約聖書においてアダムとイヴには、カインとアベルという2人の息子がいました。
カインとアベルは、あるとき神に供え物をします。
しかし神はアベルの供え物だけを喜び、カインの供え物には目をやりませんでした。それに嫉妬したカインはアベルを殺してしまいます。
この物語に由来して、兄弟間の敵対や嫉妬の葛藤を「カイン・コンプレックス」と呼びます。「神」=「親」の象徴と考えると分かりやすいでしょう。
カイン・コンプレックスを抱えたまま大人になると、人間関係に不安感を持ってしまうということが多くあります。
子どもたちを平等に愛しているという親、また平等に愛そうと努力している親は多いと思います。
でも、「成績の良いお兄ちゃんが一番かわいい」「末っ子が一番かわいい」などと感じている親というのも少なくありません。
兄弟の中でも従順な子や賢い子をついひいきしてしまうというパターンもあります。
「我が子はみんな同じように可愛い」と思えない親もいるのです。
「平等に愛する」ということはとても難しいことなのかもしれません。
子どもが思っていることは「平等に愛を注いで欲しい」ではありません。子どもはいつでも「私を一番愛して欲しい」と思っているもの。
嫉妬心の奥には「他の兄弟に親の愛情をとられたくない」という不安感や独占欲があります。だから、愛を兄弟の人数分に分けて与えるという考えではなく、それぞれの子どもに親からいっぱいの愛を注ぐ、という考え方で子どもと接してみましょう。
そのためには、兄弟を比較するのは極力避けたいもの。
それぞれの子どもと積極的にコミュニケーションをとり、長所を褒めて伸ばしてあげるようにしましょう。
二人以上の兄弟がいる場合、平等に愛するということは難しいことなのかもしれません。
それぞれの子どもにたっぷりと愛情を注いであげられると良いですね。
17/11/10
17/05/15
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あなたに兄弟がいた場合、親は兄弟を平等に愛してくれましたか?
あなたに子どもが二人以上いる場合、平等に接することができているでしょうか?
兄弟間のひいきや差別について考えてみましょう。
「兄弟差別」を感じている人は多い
親に「兄弟差別」をされていると感じている子どもは少なくありません。
「小さい頃から、弟ばかりひいきされて育てられた」
「お姉ちゃんばっかりなんでも買ってもらえる、大切にされている」
「兄である自分には『頑張って当然』という態度、妹のことばかり褒める」
ほかにも色々なパターンがあるかと思います。
兄弟姉妹は、年齢も性格も好み容姿も能力も違っているもの。
それぞれ違う子どもを、親としては子どもたちを平等に愛しているつもり。
でも、子どもはそうは受け取っていない、ということも多くあるのです。
カイン・コンプレックスとは?
旧約聖書においてアダムとイヴには、カインとアベルという2人の息子がいました。
カインとアベルは、あるとき神に供え物をします。
しかし神はアベルの供え物だけを喜び、カインの供え物には目をやりませんでした。それに嫉妬したカインはアベルを殺してしまいます。
この物語に由来して、兄弟間の敵対や嫉妬の葛藤を「カイン・コンプレックス」と呼びます。「神」=「親」の象徴と考えると分かりやすいでしょう。
カイン・コンプレックスを抱えたまま大人になると、人間関係に不安感を持ってしまうということが多くあります。
親も迷いながら子育てをしている
子どもたちを平等に愛しているという親、また平等に愛そうと努力している親は多いと思います。
でも、「成績の良いお兄ちゃんが一番かわいい」「末っ子が一番かわいい」などと感じている親というのも少なくありません。
兄弟の中でも従順な子や賢い子をついひいきしてしまうというパターンもあります。
「我が子はみんな同じように可愛い」と思えない親もいるのです。
「平等に愛する」ということはとても難しいことなのかもしれません。
兄弟への接し方を見直してみよう
子どもが思っていることは「平等に愛を注いで欲しい」ではありません。子どもはいつでも「私を一番愛して欲しい」と思っているもの。
嫉妬心の奥には「他の兄弟に親の愛情をとられたくない」という不安感や独占欲があります。だから、愛を兄弟の人数分に分けて与えるという考えではなく、それぞれの子どもに親からいっぱいの愛を注ぐ、という考え方で子どもと接してみましょう。
そのためには、兄弟を比較するのは極力避けたいもの。
それぞれの子どもと積極的にコミュニケーションをとり、長所を褒めて伸ばしてあげるようにしましょう。
二人以上の兄弟がいる場合、平等に愛するということは難しいことなのかもしれません。
それぞれの子どもにたっぷりと愛情を注いであげられると良いですね。