4つのタイプがある?子どもの性格を作るのは「親子の関係性」

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4つのタイプがある?子どもの性格を作るのは「親子の関係性」

2014/11/21 4つのタイプがある?子どもの性格を作るのは「親子の関係性」

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子どもの性格が作られてく過程では、様々な要因が影響を与えます。環境であったり友達であったりおもちゃであったり…その中でも大きな部分を占めているのが「親との関係性」です。幼少期の親子関係がその後の子どもの性格に変化を与えることから、ママたちはその重要性をチェックしておく必要があります。

 

 親の態度で子どもの性格が決まる?

性格はもってうまれてくるものだと思っている人もいますが、親子関係がもたらす子どもの性格への影響は極めて大きいとされています。

心理学でも人格や基本的な性格が形成されるのは0才~3才、または6才までの親との関係に起因していると言われているのです。

親と子どもの関係性が影響を及ぼした極端な例では「アダルトチルドレン」というものがあります。

アダルトチルドレンとは幼少期に親の養育の問題や家庭環境の問題から辛い子供時代を過ごし、その心の傷を癒せぬまま成長した人たちの事です。アダルトチルドレンは極端思考に陥りやすく、心身の不調に陥りやすい性格で、人との関係性が上手く育めないとされています。

このように、幼少期の親と子どもの関係性は、子どもが大人になってからの性格や人格形成に多大な影響を与えてしまうのです。

 

4つのタイプからみる親の態度と子どもの性格

子どもの性格と親の態度にどんな関連性があるのかを調べて、そこに一定の法則を見いだし分類した「サイモンズ式分類」というものが存在します。

 

「支配」しすぎると「無気力」に

親が子どもを支配するような態度をとることが多いと、子どもは恐怖心を抱き親の顔色を伺うようになってしまいます。「いい子」を演じようとするあまり、言われた事には忠実になります。その一方、自発的に自分で考えたり動いたりできなくなり、消極的な性格になるとされています。

 

「服従」しすぎると「乱暴者」に

子どもを大切に思うあまり、子どもの願いを何でも聞いてしまう親も多くいます。しかし、これでは自分は何でも許される特別な存在と考えるようになり、我慢する時に我慢ができなくなります。そうやって育てられた子どもは、ルールを守ったり人を尊重する事が出来なくなり、思い通りにならないと乱暴をふるうような性格になる事があります。

 

「拒否」しすぎると「卑屈」に

家事や仕事が忙しく、子どもが話しかけてきても適当にあしらってしまう事が多い人は注意が必要です。親に拒否している意識がなくても、子どもは拒まれていると感じているかもしれません。また、兄弟で比べるような事を言ってしまうのも、その子にとって拒否の一種ととられてしまいます。こういった親の態度を向けられた子どもは劣等感が強くなり、自尊心が育ちにくくなるとされています。

 

「保護」しすぎると「依存的」に

過保護という言葉があるように、必要以上に子どもを守ろうとするタイプです。何でも親が先回りしてやってくれるので、子ども自身は自分から新しい事に挑戦しようという意欲がわきにくくなります。一見すると安定した穏やかな性格に見えますが、誰かが決めてくれないと自分では何も出来なくなるような依存した性格を強めてしまう傾向にあります。

 

ではどんな関係性が良いの?

子育てや親と子どもとの関係性において「絶対にこうするべき」というものはありません。それぞれの親がそれぞれ一番良いと思うように子どもと接するのが子育てです。

ですが、子どもは親を見て育つと言われるように、親自身が誠実になり、子どもに対して真摯に向き合っていく姿勢が大切です。「これが子どもにとって良いはず」と親の決めつけだけで何でも判断せず、子どもの目線と視点でみる努力をする事が重要なのです。

子どもを信頼し、子どもの話しに耳を傾けてあげれば、子どもも親を信頼する良好な親子関係が築けるはずです。


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