こころと脳を育むスキンシップ(2/2)
>>こころと脳を育むスキンシップ(2/2)
赤ちゃんへのスキンシップは、環境が許せば、お父さんとお母さんに是非やっていただきたいものです。
なぜなら、お母さんとお父さんから受けるそれぞれのスキンシップの効果には違いが見られるからです。
大学生を対象に行った調査では、お母さんとのスキンシップが多かった学生は、自分に自信を持ち、人信頼関係を築くことが上手な子で、あまり不安を抱かないという結果が出ました。
そして、お父さんとのスキンシップが多かった学生は、人と協力して何かをしていく能力が高い傾向にあり、この結果から、お母さんのスキンシップは赤ちゃんや子どもに安定や安心感を与え、お父さんのスキンシップは世の中に意識を向け、社会性が伸びやすいことがわかりました。
どちらも、とても大事なものだと思います。
ただ、無理にスキンシップをしようとするのは、逆効果にもなるのでご注意ください。
上の子が小さい時に実行してみたのですが、あまり触られるのが好きではないようで、嫌がって泣き出すことがありました。下の子は、すぐにべったりしてくるのですが・・・・(笑)。この経験から、触られることに敏感な子どももいるので、様子を見ながら少しずつやるようにしてください。
オムツ替え、お風呂、抱っこ…etc
ふれあいスキンシップは、毎日の生活の中で、たくさんできます。
おなかをなでるように優しく時計回りにマッサージ。
お母さんの気持ちが安らぎ、母としての愛情が芽生えてきます。手の温もりが、羊水を伝って赤ちゃんにも届いているかも!
お風呂はリラックス効果も高まりやすいとき。赤ちゃんの体を洗うときには、せっけんを手につけてそのまま素手でやさしく洗ってあげましょう。赤ちゃんも心地いいはずです。
足全体にタッチしたり、お腹をゆっくりなで回しましょう。便秘気味の赤ちゃんにも効果があります。マッサージ前に、お母さんの手は温めておきましょう。
広い面積で行うほうが癒し効果大!夜泣きをしたりぐずる時にやってみましょう。
疳の虫やかんしゃくのときは、寝る時にタオルを少しきつめに巻いて軽く圧力をかけてみて。
赤ちゃんはお母さんと同じ目線になれて安心。
お母さんは、赤ちゃんのお腹が背中にくっついているので、赤ちゃんのお腹が冷たいなど、体調の変化をいち早くキャッチ!
大きい手で小さな手を包み込むように、優しくぎゅっとつなぐ。
赤ちゃんは、お父さんと深い絆で繋がっていることを実感できます。
臨床発達心理士
山口創先生
1967年 静岡県生まれ。桜美林大学リベラルアーツ学群准教授。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。専攻は臨床心理学・身体心理学。著書『子どもの「脳」は肌にある』光文社、『脳とからだにいいことずくめのベビーマッサージ』PHP研究所、ほか多数。
17/11/10
17/05/15
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>>こころと脳を育むスキンシップ(2/2)
赤ちゃんへのスキンシップは、環境が許せば、お父さんとお母さんに是非やっていただきたいものです。
なぜなら、お母さんとお父さんから受けるそれぞれのスキンシップの効果には違いが見られるからです。
大学生を対象に行った調査では、お母さんとのスキンシップが多かった学生は、自分に自信を持ち、人信頼関係を築くことが上手な子で、あまり不安を抱かないという結果が出ました。
そして、お父さんとのスキンシップが多かった学生は、人と協力して何かをしていく能力が高い傾向にあり、この結果から、お母さんのスキンシップは赤ちゃんや子どもに安定や安心感を与え、お父さんのスキンシップは世の中に意識を向け、社会性が伸びやすいことがわかりました。
どちらも、とても大事なものだと思います。
ただ、無理にスキンシップをしようとするのは、逆効果にもなるのでご注意ください。
上の子が小さい時に実行してみたのですが、あまり触られるのが好きではないようで、嫌がって泣き出すことがありました。下の子は、すぐにべったりしてくるのですが・・・・(笑)。この経験から、触られることに敏感な子どももいるので、様子を見ながら少しずつやるようにしてください。
どこでもいつでもスキンシップ
オムツ替え、お風呂、抱っこ…etc
ふれあいスキンシップは、毎日の生活の中で、たくさんできます。
お腹をさすって赤ちゃんとおしゃべり
おなかをなでるように優しく時計回りにマッサージ。
お母さんの気持ちが安らぎ、母としての愛情が芽生えてきます。手の温もりが、羊水を伝って赤ちゃんにも届いているかも!
お風呂の時に素手で洗って
お風呂はリラックス効果も高まりやすいとき。赤ちゃんの体を洗うときには、せっけんを手につけてそのまま素手でやさしく洗ってあげましょう。赤ちゃんも心地いいはずです。
おむつ替えのときに、お腹をさする
足全体にタッチしたり、お腹をゆっくりなで回しましょう。便秘気味の赤ちゃんにも効果があります。マッサージ前に、お母さんの手は温めておきましょう。
背中を時計回りになでて
広い面積で行うほうが癒し効果大!夜泣きをしたりぐずる時にやってみましょう。
疳の虫やかんしゃくのときは、寝る時にタオルを少しきつめに巻いて軽く圧力をかけてみて。
おんぶで密着度UP
赤ちゃんはお母さんと同じ目線になれて安心。
お母さんは、赤ちゃんのお腹が背中にくっついているので、赤ちゃんのお腹が冷たいなど、体調の変化をいち早くキャッチ!
お父さんと手をぎゅ
大きい手で小さな手を包み込むように、優しくぎゅっとつなぐ。
赤ちゃんは、お父さんと深い絆で繋がっていることを実感できます。
>>こころと脳を育むスキンシップ(2/2)
臨床発達心理士
山口創先生
1967年 静岡県生まれ。桜美林大学リベラルアーツ学群准教授。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。専攻は臨床心理学・身体心理学。著書『子どもの「脳」は肌にある』光文社、『脳とからだにいいことずくめのベビーマッサージ』PHP研究所、ほか多数。