0歳の 「学び」のカギは親。生活のリズムを伝え 生きる力の秩序を 育てるのがコツ

株式会社 ニコ・ワークス

0歳の 「学び」のカギは親。生活のリズムを伝え 生きる力の秩序を 育てるのがコツ

2017/11/10 0歳の 「学び」のカギは親。生活のリズムを伝え 生きる力の秩序を 育てるのがコツ

0ヶ月からの1年間は、日々の変化による〝学び〟を積み重ね、くり返しながら生きる力を学習します。それは、その子どもにとって必要な筋道を順を追って正しく行うこと。ある意味で、生きるための営みとしての本能に近いものです。赤ちゃんの学びは即ち、生きる力なのです。
赤ちゃんの〝学び〟は早期教育ではなく、生活の秩序やリズムを知ることです。それを教える先生は親しかいません。ですから、「赤ちゃんの〝学び〟のカギは、ママやパパである!」と断言します。
夜は眠る、朝は起きる、明るい昼間に行動する。1日3回食事をする。排泄をするという営みのリズムも身につけることが大切です。
ミルクをあげる、おむつを替える、お風呂に入れる、洋服を着替えさせる…行動と一緒に声をかけながら行うことで、赤ちゃんには視覚と聴覚の両方から生活やそれらの秩序を身につけることが大切です。
生まれて間もない赤ちゃんの感情は「快」と「不快」の2種類です。 お腹が空いた! 暑い! おむつが濡れた! ときの気持ちは「嫌だな=不快」。赤ちゃんは泣いて知らせます。
ママとパパがそばにいる。笑いかけてくれる。あったかくて心地いいなあ〜、のときの気持ちは「嬉しい=快」で笑う。
赤ちゃんは、ママとパパの顔を見てマネをします。ママが楽しそうに歌をうたっていると、赤ちゃんも歌は楽しいなと、学びます。パパが汚れたものを笑顔で片付けてくれると、赤ちゃんも汚れたものを笑顔で片付けるようになるーこれが赤ちゃんの〝学び〟です。つまり、教科書はパパ&ママです。
親の教えによって、乳幼児期の基盤が決まってくると考えると、親としてより良い〝学び〟って何だろう、と焦りますよね。
子育てには規定の概念はありません。感動と困惑のくり返しの中から、わが子へ伝えたいことを、親が学ぶのが必要だと思うんです。
多少、失敗したって落ち込むことはありません。間違いに気づいたなら修正すればいいんです。あなたがあなたらしく、子育てと向かい合い、奮闘しましょうね。

 

お話を伺った先生
仲田安津子
Atsuko tanaka

1931年東京生まれ。
日本女子大学児童科卒業。
幼稚園教諭、私立幼稚園園長を経験し、幼稚園教員養成及び保育士養成機関の非常勤講師を40年間経験し、1961年2〜3歳児のプレイルーム御恩学園を創 設。「生涯現役」の信条のもと、現場で多彩幼児教育を展開し、乳幼児のハートを独特な魅力でひきつける子育ての達人、活動家。
http://www.gyoengakuen.net/

 

 

生活の秩序やモノゴトの状態を
視覚と聴覚、触覚から教えましょう

パパとママと過ごした時間すべてが赤ちゃんの「学び」になります。

1日の流れを声に出して教えましょう

朝、赤ちゃんがおきたら「おはよう!」と笑顔! 窓を開け「今日はお日様も元気だよ」とか「今日は雨。ザーザーって聞こえるね」など、外の様子をお話ししてください。夜は「お月様がおやすみって言ってるね」と、1日の生活の流れを声に出して伝えましょう。

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汚れたおむつもパパが笑顔で片付けてくれると
そういうことを自然とマネするようになる

赤ちゃんにふれながらおむつ替えやお着替えをすると、赤ちゃんもスマイル♪ このとき、ママも笑顔を見せてあげてくださいね。

おさんぽで毎日発見!

おさんぽで外に出たら刺激もいっぱい。赤・青・黄色・白・黒などの色や、車、バスなどの乗り物。草花、お店やさんに、犬やネコなどの生き物など。その様子や行動などを聞かせて、おしゃべりしましょう。。

お風呂タイムもお着替えも歌いながら一連の流れを伝えて

♪お湯をかけま〜す。お肌をきれいに洗いましょ。キュッキュッキュ♪ 寒い日は帽子をかぶってあったかいね〜♪など、1日の行動を声に出しながら伝えることで、ルールーをちゃんと身につけるんです。

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