赤ちゃんの耳の病気
赤ちゃんの耳管や鼻腔は大人に比べて太く短いので耳・鼻・口のつながりはスムーズ。
鼻水などの分泌液も排出しやすいので、鼻呼吸中心の生後3〜4ヶ月までは、耳の病気になることはあまりありません。
反面、耳・鼻・口が一体化しているので、生後6ヶ月以降は風邪をひいたときに中耳炎を併発することも。
先天性の難聴は出生直後の検査(新生児聴覚検査)でわかります。
この検査を行っておらず、生後半年経っても大きな音に反応しない場合は、一度かかりつけのお医者さんに相談するとよいでしょう。
鼻や喉についたウイルスが中耳に入り込んで起こります。
悪化すると鼓膜が破れることも。
鼻水はこまめに吸ってあげましょう。
ー 症状 ー
・耳を頻繁に触る
・発熱
・機嫌が悪い
・頭を左右に振る
・夜泣きがひどい
急性中耳炎を繰り返していたり、急性中耳炎の治りぎわなどに起こります。
中耳腔に液が溜まり、聞こえが悪くなります。
・呼んでも振り向かない
遺伝や胎内トラブルなどで起こる先天的なものと、滲出性中耳炎やおたふく風邪などの後遺症による後天的なものがあります。
生後3ヶ月まで
大きな音にピクッとするなどの反応がない
生後6ヶ月以降
おもちゃの音に振り向かない、話しかけに反応がない
赤ちゃんの耳をのぞいてみて耳垢がたまっているようなら、耳の入り口付近を綿棒やこよりをやさしくまわして、とってあげましょう。
1ヶ月に1度くらいの割合でOK!
NG
耳かきを使うと刺激を強く与え過ぎてしまい、耳の中を傷つけてしまうことも。
また、ベビーオイルなどの使用はごく少量にしましょう。
今回お話をおききしたのは
善方裕美先生
よしかた産婦人科・副院長、産科医、日本産婦人科学会認定医、日本女性医学会専門医。分娩、育児環境、更年期など専門にし、かながわ母乳の会世話人など幅広く活動。
3人のお子さんを持つ現役ママ。
17/11/10
17/05/15
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耳の病気が増えるのは生後6ヶ月以降から
赤ちゃんの耳管や鼻腔は大人に比べて太く短いので耳・鼻・口のつながりはスムーズ。
鼻水などの分泌液も排出しやすいので、鼻呼吸中心の生後3〜4ヶ月までは、耳の病気になることはあまりありません。
反面、耳・鼻・口が一体化しているので、生後6ヶ月以降は風邪をひいたときに中耳炎を併発することも。
先天性の難聴は出生直後の検査(新生児聴覚検査)でわかります。
この検査を行っておらず、生後半年経っても大きな音に反応しない場合は、一度かかりつけのお医者さんに相談するとよいでしょう。
耳の病気について知っておこう
急性中耳炎
鼻や喉についたウイルスが中耳に入り込んで起こります。
悪化すると鼓膜が破れることも。
鼻水はこまめに吸ってあげましょう。
ー 症状 ー
・耳を頻繁に触る
・発熱
・機嫌が悪い
・頭を左右に振る
・夜泣きがひどい
滲出性中耳炎
急性中耳炎を繰り返していたり、急性中耳炎の治りぎわなどに起こります。
中耳腔に液が溜まり、聞こえが悪くなります。
ー 症状 ー
・耳を頻繁に触る
・呼んでも振り向かない
・機嫌が悪い
難聴
遺伝や胎内トラブルなどで起こる先天的なものと、滲出性中耳炎やおたふく風邪などの後遺症による後天的なものがあります。
ー 症状 ー
生後3ヶ月まで
大きな音にピクッとするなどの反応がない
生後6ヶ月以降
おもちゃの音に振り向かない、話しかけに反応がない
耳そうじは綿棒で優しく!
お部屋の環境に注意
赤ちゃんの耳をのぞいてみて耳垢がたまっているようなら、耳の入り口付近を綿棒やこよりをやさしくまわして、とってあげましょう。
1ヶ月に1度くらいの割合でOK!
NG
耳かきを使うと刺激を強く与え過ぎてしまい、耳の中を傷つけてしまうことも。
また、ベビーオイルなどの使用はごく少量にしましょう。
今回お話をおききしたのは
善方裕美先生
よしかた産婦人科・副院長、産科医、日本産婦人科学会認定医、日本女性医学会専門医。分娩、育児環境、更年期など専門にし、かながわ母乳の会世話人など幅広く活動。
3人のお子さんを持つ現役ママ。