幼稚園・保育園の実態調査 2016

株式会社 ニコ・ワークス

幼稚園・保育園の実態調査 2016

2016/01/12 幼稚園・保育園の実態調査 2016

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子育てママ・パパ向けフリーマガジン「babyco」会員を対象にした

幼稚園・保育園の実態調査を行いました!

幼稚園・保育園に子どもあずけている、ママ、パパの本音を聞いてみました!

 

 

 

Q1 お子様を預けている施設をおしえてください。

お子様を預けている施設は、

第1位 22.5%  私立幼稚園

第2位 20.5%  預けていない(待機児童を含む)

第3位 18.2%  私立保育園

 

その他にも、認定こども園や、インターナショナルスクールといった回答も見られました。

第2位 預けていない(待機児童を含む)が、保育園不足の社会問題を浮き彫りにする結果となっています。

 

 

 

Q2 その施設に預けた理由をお選びください(複数選択可、3つまで)。

第1位 20% 家から施設が近い

第2位 15% 園の雰囲気が良い

第3位 10% 教育(保育)方針が合っている。

 

その後の順位には、「給食がある」、「時間外保育がある」、「保育時間が長い」などが続いています。

働くママが増えてきたことから、利便性が重視される回答が多く見られます。

 

 

 

Q3 園選び・入園まで苦労されたことがありましたら教えてください。

 

問いに対して一番多かった回答は・・・

 

 

1位 待機児童で苦労した。 具体的には…

 

・希望の園の空きがない

・待機児童で1年間ずっと入れなくて困りました。 第9希望まで園の希望を出せますが見学が大変で保育園ごとにやり方も、違い比較が大変でした。

・生まれ月の関係で、4月での0歳入園が難しく、年度途中で申し込んだが、1歳クラスは枠がなく入れなかった。

・第一子、第二子ともに待機児童を経験

・1歳児から入れたくて区内どこの園でもいいと申請したが入れず1年間無認可に預けていた。

 

 

 

2位 保育園に入るのに、激戦でなかなかは入れない。 具体的には…

 

・なかなかはいれない。家の近くの保育園は定員オーバーであずけられない 

・希望の認可保育園は倍率が4倍以上あり入れなかった  

・激選区のためプレにも中々入れず苦労しました。 11/1にどの園も入園面接だったのですが、併願してその日は親子共々疲れ切りました。

・今実際に探していますが、近所は来年枠ももうないとのこと。 一時保育も決まった子でもう一杯で受けれないと言われるところばかりで預け場所がないです。

・なかなかの激戦区で、1月から申込してたものの、仕事の復帰に向けて入園できるか決定したのが3月入ってからだったのでバタバタでした。

 

 

 

3位 情報不足で園を選ぶ際に苦労した。 具体的には…

 

・手軽に収集できる情報元(Webなど)がなかった。

・詳細が一覧になっていないため比較しづらい。 見学日が限られていて予定が合わせにくい。

・園選びはしていますが、沢山あって、それぞれの園の特色や、保育料等を比較するのが大変です。

 

 

 

4位 何を基準にして園を選んだらよいのかわからず苦労した。 具体的には…

 

・何を基準にして幼稚園を選べばいいかわからなかった。

・初めての子、しかも生後半年の子だっただけに施設の雰囲気や清潔感など気にしたいところがたくさんありすぎて選ぶのに苦労した。

・1つしかないので他を選択できないので、良くても悪くても他に行けない点です。

 

 

 

5位 育児休業からの復帰に苦労した。 具体的には…

 

・育休からの復帰時、認可園だと慣らし保育ができない!

・4月に入所する為に育休を繰り上げしたこと

・育児休業を1歳までとると、誕生月によってはもう0歳児クラスが空いていない。  

 

 

 

6位 距離が近いかどうか。 具体的には…

 

・家から近いことだけで選びました。

・徒歩か自転車で通えるところが2か所くらいしかなかった。 ・バスが無いところは行きたくてもいけず。 内容が良くても、園庭などが気に入らなかったり、バスの時間が早すぎたり。

 

 

 

その他、園の環境、給食、兄弟で別の保育園に入園になる問題、見学に行く際の苦労、子どもが生まれる前から見学や申込をする問題、途中入園、引越しに伴う問題、保育時間、保育方針、保育内容、幼稚園保育園の選択などの回答がありました。

少数ではありますが苦労しなかったという回答もありました。

 

 

 

Q4 その施設を選んでよかったと思うことがあれば教えてください。

 

よかったことで多かったのは

 

 

1位 先生

 

・保育士さんの子供に対する対応、見守りが丁寧だが、 きちんと頑張る力を身につけてくれる。 自然の中で様々な体験をさせてくれる。

・子どもが先生のことが大好きで毎日楽しく通ってくれていること。

・クラス以外の先生方も子どものことを知っていて下さったりするのをみると安心します  行事などそんなに多くなく親の負担も少なくてすみます

 

 

 

2位 施設が近い

 

・家から近いから送迎が楽。

・家からも、職場からも近い。ばぁばの家にも近いので、お迎えをお願いできる。

・家から近いので、登園や習い事への移動など、渋滞等に左右されることがない。 

 

 

 

3位 園庭について

 

・園庭が広くて、季節を感じながら園生活を送れるところ

・園庭が広く、子どもがのびのび遊べる。 

・公立で庭がありたくましく育ちそう。

 

 

 

4位 カリキュラムについて

 

・体育会系なので、体が柔軟で怪我が少ないし、礼儀正しい。子どもも勉強より体を動かすのが好きなので楽しそう。

・絵画に力を入れているので絵を描いたりする事を楽しめるようになってきた。

・自然保育、泥んこ保育、アレルギー対応、素材にこだわった給食、手作りのおやつ、リズム体操、異年齢保育、布おむつ、布パンツの徹底

 

 

 

5位 行事について

 

・行事が充実していて、子どもは楽しそうであった。

・園の行事に親が関わることが多すぎず少なすぎずでいい 

・運動会&発表会が見ごたえあるところ

 

 

6位 少人数・小規模であること

 

・少人数なので、先生や他の保護者とのコミュニケーションがとりやすい。

・小規模保育園であるが、教育がしっかりしてもらえるし季節の行事をとても大切にしているところ。

・少人数なので目が届きやすい。スタッフの雰囲気が良い。

 

 

 

 

7位 子どもの様子

 

・子どもが毎日楽しく通っている。

・子どもが心から楽しめているのが伝わってくること

・子どものペースに合っている。

 

 

その他、雰囲気、保育方針、保育料、ママとの交流、安心感などがありました。

 

 

 

 

Q5.その施設を選ばなかった理由とは。

 

施設を選ばなかった理由としては、

 

 

 

1.園庭について

 

・園庭がない

・園庭があまり大きくない

 

 

 

 

2.行事への負担

 

・保育園だが、父母の行事等への参加、手伝いの負担が多い

・普通に保育してくれているが、これと言って特徴も特別なこともしてくれない。もっといろんなイベントをしていってほしい。

・親が参加したり、準備したり、保護者会だったり集まりが多いのが負担

 

 

 

3.施設について

 

・施設が古いため。

・施設内が狭い印象のところや、園庭が狭いところは希望順を下げました。

・園庭やホールがないため、運動会や発表会は別の施設を借りてやらなくてはならないこと。

 

 

 

4.保育士について

 

・担任によって各クラス雰囲気が全く違う

・体験に行ったとき結構細かいことを言われた。保育士さんの笑顔が少なく、保育士さん同士もギスギスした雰囲気だった。

・子供に対して先生がやさしすぎるところがちょっとあります。

 

 

 

5.保育時間について

 

・延長保育が短い。

・保育時間が短く、送迎の時間がいつもギリギリ。私に適応された保育時間までは預かってもらえないので、仕事は全く居残れません。 

・保育時間が短い。休日保育や延長保育の該当者が幅狭く、ママが専業主婦の家庭には不便。

 

 

 

 

 

Q5 園選びで大事なポイントがありましたら教えてください。

 

園選びでパパ・ママたちが最も大事にしていることは

 

 

 

1.雰囲気

 

・園の雰囲気が自分の子どもに合っているか。

・子どもを優しく見守ってくれているかどうか、子どもが自由に過ごせているか、その雰囲気です。平日ずっと、朝から夜まで預けるので、自由度が高くて子どもがのびのび過ごせることが大切だと思いました。

・先生達の雰囲気、幼稚園全体の雰囲気。

 

 

 

2.保育士

 

・先生たちと親の相性。

・先生と生徒の距離が近いこと。 積極的でない控えめな子供にも、声かけがされて聞く姿勢をみせているかどうか。

・保育士が愛情ある対応をしてくれるか。

 

 

 

3.子どもにとってどうか

 

・子供に合うか合わないか。子供が楽しいと思って通ってくれることが一番。

・子どもの成長を一緒に喜んでくれ,行事はもちろん日々の生活を大切にしてくれること

・子供の特性がちゃんとわかっているところに預けたい。

 

 

 

 

4.園が近いかどうか

 

・家からの近さ。毎日のことなので、家から近く通いやすいのは重要です。

・自宅から近く、共働きでも延長保育があって、お迎えに行けること。 祖母の家に近いこと

・震災など、何かあってもすぐに歩いて迎えに行ける距離。

 

 

 

 

5.教育方針

 

・園の教育方針と親の希望が合っているか。

・勉強メインか遊びメインかで全然違うので、どんなことをさせたいから入れるのかをはっきり決めて選んだほうがいいと思います。

・園の教育方針と自分たちの教育方針が合ってるかどうか。先生たちの雰囲気など、じっくり見学に行かせてもらうのが大事。

 

 

 

6.保育時間

 

・開園閉園時間と、土曜保育があるかないか

・預けられる時間。仕事の都合で延長や早朝保育もしていること。

・保育時間などが自分の勤務時間などの条件に合うか。

 

 

その他、環境、安全、園長、見学して、保育内容、保育料などを大切にしているパパ・ママが多いようです。

 

 

 

 

Q7 今後 施設を始め行政機関国の政策などに対する希望を教えてください

 

政策への希望は…

 

 

 

1位 待機児童の解消

 

・待機児童が減るように、努力していただきたい

・早い時期に保育園に入れて働きに出たかったが、待機児童が多く入れることができなかった。 大都市は保育園を増やしたり、認定こども園を作ったりして待機児童解消に力を入れてもらえるが、地方の小さな市町村は子供を保育園に入れて女性が社会復帰することがまだまだ難しい。

・私は保育士です。最近、保育士不足と言われていますが、自分の子どもを保育園に申し込んでも待機児童になり預けられないので復帰したくでもできません。保育士資格があり仕事復帰する為に自分の子どもを保育園に申し込んでいる場合は優先してほしいです。

 

 

 

2位 園の数を増やしてほしい

 

・単に既存の形の認可保育所を増設するだけでなく、もっとクリエイティブに柔軟な対応をしてほしい

・もっと、保育園もしくはこども園を増やして預けれるようにしてほしい。 金額ももう少し家計に優しくしてもらいたい。 

・こども園を増やして欲しい。 幼稚園に入れたいが、仕事をしているので難しい。

 

 

 

 

3位 保育時間のサービス向上について

 

・時間外を延長して欲しい。 日曜祝日も開園して欲しい。

・働きながら子育てするために遅い時間や早朝も預かってもらえるか、その時間にサポートしてもらえるサービスを充実させてほしい。

・公立の保育園でも、早い時間から開所してもらえると嬉しい。 また外からの評価を入れ、入りたい側の判断基準を増やして欲しい。 その評価により、必要であれば公設でも民営にして欲しい。

 

 

 

4位 保育士の給与の改善について

 

・保育士は大変な仕事なので政治家の給与を減らしてでも保育士の給与を増やすべき。薄給過ぎるのではないでしょうか。

・保育士の賃金引き上げ。 殆どの先生は高い志を持って保育にあたっているし、子供に気を配り、親に気を遣い、長時間勤務や持ち帰り労働している。好きだけで続けられる職業ではないし、保育士のモチベーションを上げる為にも賃上げしてあげてもらいたい。

・先生方の給与の問題を改善し、誇りを持って仕事ができる環境を作ってあげて欲しいです。

 

 

 

 

5位 保育料の負担軽減

 

・保育料が下がって欲しいが園や先生方に負担がいくのは本末転倒なので ばら撒きではなく、施設をしっかりサポートして、保育料が下がれば嬉しい

・保育園、もっと安くならないとお給料ほとんど消えてしまいます。1歳双子の母です。なので仕事復帰は諦めそうです。

・子どもが多いほど保育料金がかなり負担になるので、もっと金銭面をはじめ地域で子育て世帯をサポートできる体制が必要だと感じる。

 

 

 

6位 補助金の支給について

 

・認可をふやせないなら、認証の補助金をもっと増やして欲しいです。

・補助金分をもっと早く支給していただきたい。できれば支払いと同時だと負担が軽くなります。

・収入制限なく全園児が同等に補助が受けられるようにして欲しい

 

 

 

7位 幼稚園の無償化について

 

・幼稚園の義務教育化(無償化)

・私立幼稚園、無償。

・幼児教育の無償化が先延ばしになっている現状では、保育料の兄弟割引(現在は同時通園のみ適用)の適用範囲を広げてほしい。せめて学童保育が必要な年齢までは適用してほしい。

 

 

その他、情報公開、兄弟同園の仕組み、一時保育の増員、給食の充実などの要望がありました。

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