10月は妊娠する人が多いって本当?その理由とは

株式会社 ニコ・ワークス

10月は妊娠する人が多いって本当?その理由とは

2015/10/28 10月は妊娠する人が多いって本当?その理由とは

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統計を見ると、7月頃に生まれる赤ちゃんは多く、この時期は産婦人科も混み合うそうです。

でも「妊娠しやすい季節」なんて本当にあるんでしょうか?

10月に妊娠する人が多い意外な理由についてご紹介します。

 

 「妊娠しやすい時期」って本当にあるの?

総務省の統計を見てみると「最近では7月生まれの赤ちゃんが最も多い」という結果が出ています。

また、厚生労働省が調べた過去50年分の出生月を見ても、夏生まれの子が最も多くなっています。

それに、7月から8月にかけての時期は、どこの産婦人科も混みやすいのだそうです。

7月や8月生まれの子というのはつまり、秋に妊娠した子です。

ということは、秋というのは「妊娠しやすい季節」ということになります。

でも本当に「妊娠しやすい季節」なんてあるんでしょうか?

 

 

真夏や真冬は妊娠しにくい?

「暑い真夏が苦手!」「寒い真冬が苦手!」という人は多いのではないでしょうか。

緊張状態にあるときや、夏バテや寒さなどで体が参っているときというのは、自然と妊娠しにくくなってしまうものなのです。

逆に体のエネルギーが高まっているときや、リラックスしているときには妊娠が起こりやすいもの。

つまり、夏や冬よりも心身ともにリラックスできるさわやかな季節のほうが、人間は妊娠しやすいと考えられるのです。

 

 

 

10月は一年で最も快適な季節?

 

年度替わりにあたる春先は、ライフスタイルの変化が起こりやすい時期。

仕事や生活環境が変わったりと緊張状態にあるという人も少なくない季節です。

また、近年では春先に花粉症に苦しみ、薬を飲む必要があるので妊娠を避けているという人も増えているようです。

それに対し、さわやかな秋という季節は周囲の環境にも慣れ、リラックスしやすい時期です。

10月というのは暑すぎず寒すぎず、人間にとってちょうどいい季節なのかもしれませんね。

 

 

 

進化の過程に秘密が

10月に妊娠しやすい理由として、こんな意外な説もあります。

サルには一年に一度発情期がやってきますが、その季節というのが実は10月から11月頃の秋の季節。

ニホンザルの妊娠から出産までの期間というのは人間よりも100日ほど短く、秋に妊娠すると4月から6月頃には赤ちゃんが生まれます。

すると、サルは暖かい時期に赤ちゃんを育てることができるのです。

人間のはるか昔の祖先がサルだったと考えると、サルの発情期に妊娠しやすいというのもうなずけることなのかもしれません。

 

 

統計はあくまで数字的なものなので、夏や冬には妊娠しづらいと一概に言えるわけではありません。

 

しかし、人間に「妊娠しやすい時期」があるというのはとても興味深いことですね。

 

妊娠を希望している場合は、秋という穏やかな季節を楽しんで過ごすのが良いでしょう。

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