ママとの楽しい会話が「赤ちゃんの言葉の発達」を早める?

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ママとの楽しい会話が「赤ちゃんの言葉の発達」を早める?

2015/05/22 ママとの楽しい会話が「赤ちゃんの言葉の発達」を早める?

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2ヶ月頃のまだ寝返りもできない赤ちゃんでも、ときどき言葉を発することがありますよね。

赤ちゃんの言葉は「あーあー」「うーうー」などの、言葉として意味をなさない喃語(なんご)から始まります。おしゃべりしているというよりは、声が出るということを自分自身で学習しているような段階です。

実はこの時期からの声掛けが、今後の成長において結構大切になります。

 

 ママとの声掛けが発達に影響?

アイオワ大学とインディアナ大学の共同研究チーム行なった調査によると、赤ちゃんの発語にママが返事をすることで赤ちゃんの言葉の発達が早まったという結果が出ています。赤ちゃんが何か声を発したら返事をしてあげること、さらにそれをずっと繰り返すことで、次第にママに向かってたくさんの声を発するようになるそうです。

逆に、赤ちゃんの発語に対して返事をせず気をそらした場合、発語やコミュニケーション能力があまり伸びないと言われています。

この研究結果から、早い時期からの声掛けが赤ちゃんの今後に大きな影響を与えることがわかりますね。

 

ママの声掛けが言葉の発達を育てる理由

赤ちゃんにとってママとの会話は初めてのコミュニケーションです。

自分の発した声にママが反応することで、赤ちゃんは「自分の言葉が伝わった」という意識を持つようになります。

相手が理解してくれる、答えてくれるという意識は、言葉の発達においてとても大切な要素となります。この意識によって赤ちゃんの欲求表現が増えていき、逆に喃語が減っていきます。こうした過程を経て、赤ちゃんは言葉を使えるようになるのです。

つまり、「双方向」のコミュニケーションを早い段階でたくさん経験させることで、赤ちゃんの言葉の発達は自然と早めることが可能ということになります。

 

赤ちゃんと「お話」をするコツ

赤ちゃんがごきげんで何か言葉を発している時には、お返事をしてあげましょう。

会話といっても、赤ちゃんが何を言っているかを100%理解する必要はありません。

赤ちゃんの言葉をそのまま真似したり、お話中の赤ちゃんにニコニコ笑顔を向けたりするだけで十分です。

「自分のアクションに応えてもらえる」という安心感によって、赤ちゃんとママの信頼関係も構築されやすくなります。

 

もちろん、赤ちゃんの言葉の発達にはそれぞれ個人差があります。

成長ペースにはこだわらず、ママも赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむスタンスで接しましょう。


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