産前産後のいまさら聞けない大切なコト (3/3)
産前産後のいまさら聞けない大切なコト (1/3)
産前産後のいまさら聞けない大切なコト (2/3)
生まれたばかりの赤ちゃんの体調は毎日毎時間だって気になります。
いざという時にあわてないように、少しずつ調べておくといいですよ。
3ヶ月未満の赤ちゃんには母体由来の免疫があるので、めったに病気にかかることはありません。
この時期に38度以上の熱が出た場合は、最近感染などの疑いがあるので、直ちに受診してください。
3ヶ月以上の赤ちゃんになると、それまであった免疫がなくなってしまうので、一般的な感染症にはひととおり感染します。
ワクチンで予防できるものは予防接種を受ければかかっても軽傷ですみますが、突発性発疹、手足口病、プール熱、RSウイルスなどのワクチンで予防できない感染症には、ひととおりかかると思ってください。
3ヶ月未満の赤ちゃんが発熱した場合は、危険を伴う場合があるのですぐに救急を受診しましょう。
3ヶ月以降で、ぐったりしているなどの症状がみられなければ朝でも問題ないと思います。
救急病院は小児科医が不在の場合がありますが、受け入れてもらえるのであれば、小児科医のいる他の医療機関を探したり時間をかけて行くことよりも、まずはそこで診てもらうことをおすすめします。
きちんとした診断ももちろんですが、出ている症状に対してどんな治療を行うのか、という説明と、症状がどのように変わっていくかなど、予見も含めて明確に伝えることができる人だと思います。
もちろん評判もありますが、相性もあるので予防接種や健康診断の際にいくつかの小児科をまわって自分で確かめると良いでしょう。
食物アレルギーは、身体に反応が出てからでないとわかりません。
医療機関でアレルギーテスト(血液検査)を受けて調べることも可能ですが、特定の食物に反応が出たとしても、イコール身体に反応が出たとしても、イコール身体に反応が出るとも限らないのです。
テストの結果だけで判断してしまうと、避ける必要のない食物まで避けることになるので、あまりおすすめしません。
抗生剤は、きちんとした診断のもとで処方される場合は問題ありませんが、早く治したいからと安易に服用するものではありません。
「熱がある」「風邪気味」など、あいまいな診断で簡単に処方するお医者さんもいますが、抗生剤というのは病気の原因が判明して、ここぞというときに服用することで効果を発揮するものなので、間違った判断で服用すると万が一のときの治療の妨げになる危険性もあります。抗生剤は病気によって服用期間が決まっているので、処方されたら、説明を求め、「いつまで服用するのか」をちゃんと確認しましょう。
赤ちゃんの具合が悪いと慌ててしまいますね。落ち着いて、次のことを明確に伝えましょう。
「いつから」「どんな症状が」「どのように」です。
「昨日の夕方から鼻水が出はじめて、寝る前に発熱。鼻水は水っぽいかんじで、熱は37.9度、今朝は38度でした。」という具合でOK。
気になることなどあればプラスして伝えましょう。
一番良くないのが、「風邪気味なんです」と自己診断で話してしまうことです。
思い込みによって伝えるべき症状を省いてしまわないように。
パパとママ、赤ちゃんの愛情の割合はどんな感じだと思いますか?
半分半分?2/3がママ?じつは、ほぼ100パーセントがママに向いています。
どんなにパパが好きでも、ママが怒りん坊でも泣き虫でも、仕事が忙しくてあまり顔を見ることができなくても、赤ちゃんはママが大好き!だって、ママの体の一部なんですもの。パパは、イチバンのサポーターなんです。
出産をすると夫婦の関係に変化が起きると言われていますが、それは本当です。
実際に「デートしなくなった」「エッチの気分にならない」という声をどれだけ聞いたことか。でも、夫婦間の愛情の深さは、家族のしあわせに大きく関係しています。
家族が安定していると赤ちゃんの心も安定し、愛が溢れる家で育った赤ちゃんは、自然に人を愛することができるようになります。
いま、どんな悩みを抱えていますか?
その悩み、赤ちゃんにはしっかり伝わっていることを忘れないでください。
幼稚園や保育園で、保育の現場で、わけもなく乱暴な子どもがいると、まず親に話を聞くようにしています。
すると、問題を抱えていたのはママだったの!?というケースがほとんどなんです。
どんな親でも、子どもの笑顔を見たいもの。
それには、ママが悩みを解消すること。
アナタがアナタらしくいることが何よりもたいせつです。
長年、幼稚園や保育園の教諭として、1000組以上の親子と出会いました。
そんな私が皆さんにお伝えできるのは「ちょっと考え方を変えるだけで、子育てはダンゼン楽しくなる」ということ。カンジンなのは、ママの生き方そのものなんです!
◆首都大学東京健康福祉学部助産学専攻科 助教授 助産師
坂田清美先生
◆かねこクリニック(小児科・内科)院長、医学博士
金子光延先生
あおいとり幼稚園総園長
ワークライフバランスコーディネーター
橘 ゆうこ先生
自身の仕事と子育ての経験に基づき、従来の考え方や枠組みにとらわれずに子育ても仕事も充実させていくというワークライフバランスを提唱。2006年より「目からウロコの育児講座」を開催し、好評を得ている。
http://www.katharina.co.jp/
17/11/10
17/05/15
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産前産後のいまさら聞けない大切なコト (1/3)
産前産後のいまさら聞けない大切なコト (2/3)
赤ちゃんの健康のコト
生まれたばかりの赤ちゃんの体調は毎日毎時間だって気になります。
いざという時にあわてないように、少しずつ調べておくといいですよ。
赤ちゃんがかかりやすい病気
3ヶ月未満の赤ちゃんには母体由来の免疫があるので、めったに病気にかかることはありません。
この時期に38度以上の熱が出た場合は、最近感染などの疑いがあるので、直ちに受診してください。
3ヶ月以上の赤ちゃんになると、それまであった免疫がなくなってしまうので、一般的な感染症にはひととおり感染します。
ワクチンで予防できるものは予防接種を受ければかかっても軽傷ですみますが、突発性発疹、手足口病、プール熱、RSウイルスなどのワクチンで予防できない感染症には、ひととおりかかると思ってください。
夜中に熱が出たら朝まで様子をみる?
3ヶ月未満の赤ちゃんが発熱した場合は、危険を伴う場合があるのですぐに救急を受診しましょう。
3ヶ月以降で、ぐったりしているなどの症状がみられなければ朝でも問題ないと思います。
救急病院は小児科医が不在の場合がありますが、受け入れてもらえるのであれば、小児科医のいる他の医療機関を探したり時間をかけて行くことよりも、まずはそこで診てもらうことをおすすめします。
良いお医者さんの見極め方
きちんとした診断ももちろんですが、出ている症状に対してどんな治療を行うのか、という説明と、症状がどのように変わっていくかなど、予見も含めて明確に伝えることができる人だと思います。
もちろん評判もありますが、相性もあるので予防接種や健康診断の際にいくつかの小児科をまわって自分で確かめると良いでしょう。
アレルギー検査は受けたほうがいい?
食物アレルギーは、身体に反応が出てからでないとわかりません。
医療機関でアレルギーテスト(血液検査)を受けて調べることも可能ですが、特定の食物に反応が出たとしても、イコール身体に反応が出たとしても、イコール身体に反応が出るとも限らないのです。
テストの結果だけで判断してしまうと、避ける必要のない食物まで避けることになるので、あまりおすすめしません。
赤ちゃんに抗生剤は飲ませないほうが良い?
抗生剤は、きちんとした診断のもとで処方される場合は問題ありませんが、早く治したいからと安易に服用するものではありません。
「熱がある」「風邪気味」など、あいまいな診断で簡単に処方するお医者さんもいますが、抗生剤というのは病気の原因が判明して、ここぞというときに服用することで効果を発揮するものなので、間違った判断で服用すると万が一のときの治療の妨げになる危険性もあります。抗生剤は病気によって服用期間が決まっているので、処方されたら、説明を求め、「いつまで服用するのか」をちゃんと確認しましょう。
お医者さんとの話し方
赤ちゃんの具合が悪いと慌ててしまいますね。落ち着いて、次のことを明確に伝えましょう。
「いつから」「どんな症状が」「どのように」です。
「昨日の夕方から鼻水が出はじめて、寝る前に発熱。鼻水は水っぽいかんじで、熱は37.9度、今朝は38度でした。」という具合でOK。
気になることなどあればプラスして伝えましょう。
一番良くないのが、「風邪気味なんです」と自己診断で話してしまうことです。
思い込みによって伝えるべき症状を省いてしまわないように。
ママライフをもっと楽しくする3つの魔法のことば
赤ちゃんは100%ママを愛しています
パパとママ、赤ちゃんの愛情の割合はどんな感じだと思いますか?
半分半分?2/3がママ?じつは、ほぼ100パーセントがママに向いています。
どんなにパパが好きでも、ママが怒りん坊でも泣き虫でも、仕事が忙しくてあまり顔を見ることができなくても、赤ちゃんはママが大好き!だって、ママの体の一部なんですもの。パパは、イチバンのサポーターなんです。
ダンナさまとの愛情の深さが家族のしあわせ指数に
出産をすると夫婦の関係に変化が起きると言われていますが、それは本当です。
実際に「デートしなくなった」「エッチの気分にならない」という声をどれだけ聞いたことか。でも、夫婦間の愛情の深さは、家族のしあわせに大きく関係しています。
家族が安定していると赤ちゃんの心も安定し、愛が溢れる家で育った赤ちゃんは、自然に人を愛することができるようになります。
アナタらしさを見失わないことが赤ちゃんを笑顔に
いま、どんな悩みを抱えていますか?
その悩み、赤ちゃんにはしっかり伝わっていることを忘れないでください。
幼稚園や保育園で、保育の現場で、わけもなく乱暴な子どもがいると、まず親に話を聞くようにしています。
すると、問題を抱えていたのはママだったの!?というケースがほとんどなんです。
どんな親でも、子どもの笑顔を見たいもの。
それには、ママが悩みを解消すること。
アナタがアナタらしくいることが何よりもたいせつです。
長年、幼稚園や保育園の教諭として、1000組以上の親子と出会いました。
そんな私が皆さんにお伝えできるのは「ちょっと考え方を変えるだけで、子育てはダンゼン楽しくなる」ということ。カンジンなのは、ママの生き方そのものなんです!
産前産後のいまさら聞けない大切なコト (1/3)
産前産後のいまさら聞けない大切なコト (2/3)
◆首都大学東京健康福祉学部助産学専攻科 助教授 助産師
坂田清美先生
◆かねこクリニック(小児科・内科)院長、医学博士
金子光延先生
あおいとり幼稚園総園長
ワークライフバランスコーディネーター
橘 ゆうこ先生
自身の仕事と子育ての経験に基づき、従来の考え方や枠組みにとらわれずに子育ても仕事も充実させていくというワークライフバランスを提唱。2006年より「目からウロコの育児講座」を開催し、好評を得ている。
http://www.katharina.co.jp/