赤ちゃんの素晴らしい感じる力 (3/3)

株式会社 ニコ・ワークス

赤ちゃんの素晴らしい感じる力 (3/3)

2017/03/07 赤ちゃんの素晴らしい感じる力 (3/3)

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赤ちゃんの素晴らしい感じる力(1/3)

赤ちゃんの素晴らしい感じる力(2/3)

 

子どもの感じる力の発達を促す”音あそび”

ママの声や子守歌は赤ちゃんに穏やかな感覚を伝え「安心感」を与えてくれる

 

「音楽」もまた、赤ちゃんの五感をたくさん刺激してくれます。

 

聴覚と味覚は、五感の中でも視覚に比べて発達しているといわれ、妊娠20~24週目くらいまでに完成されます。

お腹の中にいる赤ちゃんには、ママの声やトーンが届いているという報告もあります。

 

産まれてまもない赤ちゃんの聴覚もまた優れていて、泣いていてもお母さんが話しかけると一瞬泣きやむくらいです。

自力で移動できない赤ちゃんにとって、物音に反応するのは生存戦略と言えるかもしれませんね。

 

そんな赤ちゃんに好まれているというか、聞かせたい音は、お母さんや周囲の大人の優しい声。

赤ちゃんは「自分はかわいがられている」「愛されている」という実感をもつ人の声に、大きな安心感を覚えるからです。

音楽でのジャンルでいえば、お母さんの好きな音楽でOK!

ただ、ハードロックも素敵ですが、赤ちゃんの眠りを妨げてしまっては逆効果。

 

おすすめは、メロディとテンポが落ちつている子守歌や童謡です。

基本的に「歌」なので人の声が入りますよね。

 

しかも歌ってくれるのは、ママや大好きな人の声…赤ちゃんが安心できる条件が3拍子揃っています。

 

リズムは、優しく揺すられたり一緒に叩いたりすることで身につきやすく楽しめるものですから、歌を聴いたり一緒に歌ったり、微笑むだけで外界とのコミュニケーションが見事にうまれます。

小さな頃からたくさんの音楽にふれて『音あそび』に親しむことで、こころとからだがしっかり育まれていきます。

 

いつの時代でも変わらない音楽は、東西昔今をこえて人とコミュニケーションする素敵な文化なのです。

 

赤ちゃんの素晴らしい感じる力(1/3)

赤ちゃんの素晴らしい感じる力(2/3)

 


鈴木みゆき先生/お茶の水女子大学大学院家政学研究科児童学専攻修了。医学博士。

和洋女子大学人間学群心理・社会学類人間発達学専修こども発達支援コース教授、

日本音楽著作権協会正会員

家庭では3児の母。

趣味は遊び歌を創ること(作詞)。NHK「みんなのうた」「おかあさんといっしょ」などに詞を提供している。

また、赤ちゃん向けCDの監修も多数

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