赤ちゃんからの脳育あそび

株式会社 ニコ・ワークス

赤ちゃんからの脳育あそび

2016/06/30 赤ちゃんからの脳育あそび

2016614174238.png乳幼児期は、ちょうど人間の「根」が育つ時期です。

これは、感覚器官=五感(触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚)が育つ頃で、様々な運動機能が開花し、発達する時期に当たります。

感覚器官は、外からの刺激を受け止めて認知する器官で、五感で受け止めたその刺激を「快」と感じるか「不快」と感じるかが、精神の発達の始まりと言われています。

 

なかでももっとも注目したいのが「触覚」の働きです。

乳幼児期の触覚体験は、「聴覚」や「嗅覚」など大脳の他の感覚野を刺激し、相互に響き合う形で物の諸側面を感じとっていくことも最近の研究でわかっています。

この「触覚」の働きに基づき、赤ちゃんの成長と発達の順番を大切にしたふれあい遊びを、私たちは「脳育遊び」と言っています。

 

大切なのは、親が一緒になって遊ぶこと。

でも、ただ親子で何かをする、というのではありません。

子どもが何に興味を示すか、先回りを控えてその要求をとらえ、応答するようにふれあいながら遊ぶのが一番重要な点です。

ぜひ、このことを忘れないように「脳育あそび」を楽しんでみてください。

 

赤ちゃんからの脳育遊び(1~2ヶ月頃・3~4ヶ月頃) 

赤ちゃんからの脳育遊び(5~6ヶ月頃・7~9ヶ月頃)

 


今回お話をお聞きしたのは、

広木克行先生

神戸大学名誉教授

大阪千代田短期大学学長1945年生まれ。

臨床教育学の研究・教育と教育相談活動に長年取り組み、神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授を経て大阪千代田短期大学学長に。

学長の多忙な仕事のほかに、各地で保育・教育についての講演を行い子育てに関する様々な相談を受けている。

著書「手をつなぐ子育て」(かもがわ出版)、「子どもが教えてくれたこと」(北水)、「脳育あそび150」(メイツ出版)ほか

 

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