死因2位! 幼児期の子どもに起こりやすい事故って?
ひとり歩きができるようになる1歳頃からは、家の中でもお子さんの行動範囲が広くなるもの。
ちょっと目を離した隙にお子さんが思いがけない場所にいたりびっくりするような行動を取っていたりして、ヒヤッとした経験のあるママも多いのではないでしょうか。
自分ではまだ何が危険なのかを判断できない幼児期のお子さんを事故から守るためには、大人ができるだけ気をつけてあげるのが大切です。
幼児期にはどんな事故が起こりやすいのか、また、対策のために何ができるのかについて見ていきましょう。
育ちざかりの幼児期は、運動能力がどんどん発達するとともに、目に入るさまざまものに興味や好奇心を抱く時期でもあります。転んで擦り傷を作ったり、高いところから落ちて頭をぶつけたりといったことは、小さな子どもにとっては日常茶飯事です。親が神経質になりすぎる必要はありません。
だけど、思わぬ大事になってしまうケースもあるということを忘れてはいけません。後遺症が残るような大きなケガや最悪、死に至る場合もあるのです。
厚生労働省の統計によれば、1歳から4歳のお子さんの死因に「不慮の事故」が占める割合は高く、「先天性奇形等」に次いで2位となっています。
そうした大きな事故を未然に防ぐようにするのが大切だと言えます。
では幼児期のお子さんに起こりがちな事故にはどのようなものがあるのかを、対策とともに見ていきましょう。
幼児期の死亡事故の中でももっとも多いのが交通事故です。チャイルドシートを装着していなかった時に発生する事故や、道路に飛び出してクルマに跳ねられるなどといったことが多いようです。「ちょっとそこまで」というような短い乗車でも必ずチャイルドシートを使用するようにするのが大切です。また、自転車に子どもを乗せている時に事故が起きることもあるので、自転車に乗せる時はヘルメットをかぶらせることも忘れずに。
交通事故に次いで死亡事故となることが多いのが「不慮の溺死、溺水」で、その8割は家庭の浴室で発生しています。浴槽の立ち上がりが低い埋め込みタイプなどの場合、覗き込んだ拍子に転落する危険があります。
お子さんが浴室には簡単に入れないように入浴時以外は浴室にカギをかけたり、浴槽にはしっかりとフタをするようにしたりといった対策を心がけて!
子どもにとって転んだり落っこちたりすることはそれこそ日常茶飯事ですが、怖いのは窓やベランダなど高所からの転落や、転倒したところに危険物があってケガや火傷などにつながってしまうことです。
子どもが一人でベランダに出たり、窓から身を乗り出したりしないように、普段は窓にカギをかけておくようにしましょう。また、角のあるものなどにはできるだけクッションをあてるなどの対策も取りたいですね。
なんでも口に持っていきがちな幼児期には、異物の誤飲やそれにともなう窒息、中毒などの事故も起きやすいです。ボタン電池や防虫剤、アルコールや洗剤など、子どもが口に入れたら危険なものを子どもの手の届く範囲に置かないように気をつけて。タバコの誤飲も多いので、ママやパパが喫煙者の場合は十分に注意してくださいね。
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ひとり歩きができるようになる1歳頃からは、家の中でもお子さんの行動範囲が広くなるもの。
ちょっと目を離した隙にお子さんが思いがけない場所にいたりびっくりするような行動を取っていたりして、ヒヤッとした経験のあるママも多いのではないでしょうか。
自分ではまだ何が危険なのかを判断できない幼児期のお子さんを事故から守るためには、大人ができるだけ気をつけてあげるのが大切です。
幼児期にはどんな事故が起こりやすいのか、また、対策のために何ができるのかについて見ていきましょう。
幼児期の死因に大きな割合を占める「不慮の事故」
育ちざかりの幼児期は、運動能力がどんどん発達するとともに、目に入るさまざまものに興味や好奇心を抱く時期でもあります。転んで擦り傷を作ったり、高いところから落ちて頭をぶつけたりといったことは、小さな子どもにとっては日常茶飯事です。親が神経質になりすぎる必要はありません。
だけど、思わぬ大事になってしまうケースもあるということを忘れてはいけません。後遺症が残るような大きなケガや最悪、死に至る場合もあるのです。
厚生労働省の統計によれば、1歳から4歳のお子さんの死因に「不慮の事故」が占める割合は高く、「先天性奇形等」に次いで2位となっています。
そうした大きな事故を未然に防ぐようにするのが大切だと言えます。
幼児期に多い事故とは?
では幼児期のお子さんに起こりがちな事故にはどのようなものがあるのかを、対策とともに見ていきましょう。
ちょっとそこまでもチャイルドシートは必須「交通事故」
幼児期の死亡事故の中でももっとも多いのが交通事故です。チャイルドシートを装着していなかった時に発生する事故や、道路に飛び出してクルマに跳ねられるなどといったことが多いようです。「ちょっとそこまで」というような短い乗車でも必ずチャイルドシートを使用するようにするのが大切です。また、自転車に子どもを乗せている時に事故が起きることもあるので、自転車に乗せる時はヘルメットをかぶらせることも忘れずに。
お風呂場でが8割を占める「溺水」
交通事故に次いで死亡事故となることが多いのが「不慮の溺死、溺水」で、その8割は家庭の浴室で発生しています。浴槽の立ち上がりが低い埋め込みタイプなどの場合、覗き込んだ拍子に転落する危険があります。
お子さんが浴室には簡単に入れないように入浴時以外は浴室にカギをかけたり、浴槽にはしっかりとフタをするようにしたりといった対策を心がけて!
転んだところに危険物がないか注意「転落・転倒」
子どもにとって転んだり落っこちたりすることはそれこそ日常茶飯事ですが、怖いのは窓やベランダなど高所からの転落や、転倒したところに危険物があってケガや火傷などにつながってしまうことです。
子どもが一人でベランダに出たり、窓から身を乗り出したりしないように、普段は窓にカギをかけておくようにしましょう。また、角のあるものなどにはできるだけクッションをあてるなどの対策も取りたいですね。
口に入るものはなんでも危険「誤飲・窒息」
なんでも口に持っていきがちな幼児期には、異物の誤飲やそれにともなう窒息、中毒などの事故も起きやすいです。ボタン電池や防虫剤、アルコールや洗剤など、子どもが口に入れたら危険なものを子どもの手の届く範囲に置かないように気をつけて。タバコの誤飲も多いので、ママやパパが喫煙者の場合は十分に注意してくださいね。
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