「指しゃぶりがなおらない」Hacchi先生の子育てお悩み相談室 Q8

株式会社 ニコ・ワークス

「指しゃぶりがなおらない」Hacchi先生の子育てお悩み相談室 Q8

2015/01/13 「指しゃぶりがなおらない」Hacchi先生の子育てお悩み相談室 Q8

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Q8. 現在2歳半の娘はいまだに指しゃぶりをしています。 歯科医師や保健師さんに相談しても明確な答えはなく、色んな手段をしましたが全く効果がありません。 最近は指しゃぶりしているとすぐ怒ってしまい、子供を余計、情緒不安定にさせているのではないかと心配しています。 私も注意したくはないですが、歯並びが悪くなると聞くので、、、。 何かいい解決策があったら教えてほしいです


A

「指しゃぶり」は、子どもが、気持ち安定させる方法のひとつだと考えてみてください。子どもは成長するにつれ、さまざまなストレスを感じることができるようになります。

「不安」「淋しさ」から気を紛らわせるために、「指しゃぶり」をします。他には、「髪をさわる・ひっぱる」など体をさわる方法、「毛布やタオル、ぬいぐるみを離さない」など、自分にとって身近にある大切なものを使って行う傾向があります。

日本では「指しゃぶり」は「愛情不足」などネガティブなイメージでとらえられることが多いのですが、欧米では、これらの行為は、「自分なりに気持ちの安定を図ろうとしている」子どもの自立への一歩ととらえられています。

「指しゃぶり」は子どもの心の支えとなっているため、急にやめさせないようにしてください。なるべくゆっくりと自然に子どもが自分で卒業するのを待ちましょう。

幼稚園にあがる3~4歳になると、自分が周りの人からどのように見られているかが気になり始めます。

他の人と自分を比べ、自分の行動を考えるようになり、「他の子は指しゃぶりをしていないので、自分だけ恥ずかしいな」などと思うようになってきます。気長に待ってあげましょう。

 

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Makkin Corporation プランナー /関本 初子

 公立保育園勤務10年の後、学童や子ども塾、認可外保育所、事業所内保育所、院内保育所等、数々の施設長を通じ、2000人余りの子どもたちとその両親の成長をサポート。その他、専門学校非常勤講師、保育士資格取得講座講師として、保育士の育成にも関わる。アドラー心理学 親と子のカウンセリング スマイルリーダーとして、「勇気づけの子育て支援」をベースとした、企画・実践に定評がある。

 

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