人に迷惑をかける子は、実は助けを求めている
「人に迷惑をかけない」は、子育てシーンにおいてよく耳にするキーワードです。
たしかに、人に迷惑をかけず何でも一人でやってくれれば、ママも助かりますよね。
しかし最近は、人に迷惑をかけないよい子であることばかりが重要視されているような側面もあります。
今回は、子育てにおける「人に迷惑をかけること」について考えてみたいと思います。
一言で「迷惑」と言っても、人に世話をかけるものから、相手を傷つけるものまでいろいろです。
一般的にママたちが手を焼いているのは、ケガにつながる行為や公共のマナーなどではないでしょうか。
相手を傷つけたりケガをさせたりするような迷惑は、はっきり「ダメ」だと教えるべきですよね。また、公共の場でみんなが気持ちよく過ごせるようにふるまうこと、団体生活における協調性なども少しずつ身につけていかねばなりません。
しかし何度注意しても中々変わらない場合、どうしたらよいのでしょうか。
例えば、靴や靴下をまだ一人で上手に履けない子。みんなと同じ早さで次の準備ができないのんびり屋さん。
あのおもちゃが使いたいけど自分で「貸して」って言えない恥ずかしがり屋さん。
みんな助けが必要です。周りの大人はその子の様子を見ながら、サポートしたり、助言をして見守ったりしますよね。
実は迷惑をかける子も同じです。公共の場で大声で騒ぐ子はたいくつをまぎらわす手助けを必要としていますし、お友達をすぐ叩いてしまう子は気持ちを理解し合う手助けを必要としています。
横暴でも聞かん坊なのでもなく、“助け”を必要としている、そのことに気づくだけで、大人の対応は随分変わってくるのではないでしょうか。
迷惑をかける子に対し、ただ「よくないことだから我慢しなさい」と言うのは、やり方を教えず自分で解決しなさいと言っているようなものかもしれません。
どうしたらたいくつをまぎらわすことができるのか、お友達をたたかずにすむのか、その子の立場に立って考えてみると、それが案外難しいことだと気づくはずです。
おのずと大人の口から出る言葉も、「我慢しなさい」ではなく、その子の心情を汲み出す質問や提案に変わっていくのではないでしょうか。どうしたらいいか一緒に考える、というアクションになるかもしれませんね。
大切なのは、我慢させることではなく、解決方法を具体的に一緒に考える、というそのプロセスだと思うのです。
「迷惑をかける→怒られる→我慢する」ではなく、「迷惑をかける→助けられる→感謝する」という好循環が生まれれば、親子の心の絆も強まります。
親の気をひきたくてわざと悪さをする子もいるのです。
そう考えれば、我が子が人に迷惑をかけたとき、それは自分が関わるべき大事なタイミングなのだと思えそうですよね。
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「人に迷惑をかけない」は、子育てシーンにおいてよく耳にするキーワードです。
たしかに、人に迷惑をかけず何でも一人でやってくれれば、ママも助かりますよね。
しかし最近は、人に迷惑をかけないよい子であることばかりが重要視されているような側面もあります。
今回は、子育てにおける「人に迷惑をかけること」について考えてみたいと思います。
何度注意してもわかってくれない
一言で「迷惑」と言っても、人に世話をかけるものから、相手を傷つけるものまでいろいろです。
一般的にママたちが手を焼いているのは、ケガにつながる行為や公共のマナーなどではないでしょうか。
相手を傷つけたりケガをさせたりするような迷惑は、はっきり「ダメ」だと教えるべきですよね。また、公共の場でみんなが気持ちよく過ごせるようにふるまうこと、団体生活における協調性なども少しずつ身につけていかねばなりません。
しかし何度注意しても中々変わらない場合、どうしたらよいのでしょうか。
人に迷惑をかける子は、助けを求めている
例えば、靴や靴下をまだ一人で上手に履けない子。みんなと同じ早さで次の準備ができないのんびり屋さん。
あのおもちゃが使いたいけど自分で「貸して」って言えない恥ずかしがり屋さん。
みんな助けが必要です。周りの大人はその子の様子を見ながら、サポートしたり、助言をして見守ったりしますよね。
実は迷惑をかける子も同じです。公共の場で大声で騒ぐ子はたいくつをまぎらわす手助けを必要としていますし、お友達をすぐ叩いてしまう子は気持ちを理解し合う手助けを必要としています。
横暴でも聞かん坊なのでもなく、“助け”を必要としている、そのことに気づくだけで、大人の対応は随分変わってくるのではないでしょうか。
迷惑をかける子の立場にたって考えてみる
迷惑をかける子に対し、ただ「よくないことだから我慢しなさい」と言うのは、やり方を教えず自分で解決しなさいと言っているようなものかもしれません。
どうしたらたいくつをまぎらわすことができるのか、お友達をたたかずにすむのか、その子の立場に立って考えてみると、それが案外難しいことだと気づくはずです。
おのずと大人の口から出る言葉も、「我慢しなさい」ではなく、その子の心情を汲み出す質問や提案に変わっていくのではないでしょうか。どうしたらいいか一緒に考える、というアクションになるかもしれませんね。
大切なのは、我慢させることではなく、解決方法を具体的に一緒に考える、というそのプロセスだと思うのです。
まとめ
「迷惑をかける→怒られる→我慢する」ではなく、「迷惑をかける→助けられる→感謝する」という好循環が生まれれば、親子の心の絆も強まります。
親の気をひきたくてわざと悪さをする子もいるのです。
そう考えれば、我が子が人に迷惑をかけたとき、それは自分が関わるべき大事なタイミングなのだと思えそうですよね。
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